ZEH・・・
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの頭文字を採ってゼッチと言います。
基準一次エネルギー消費量および設計一次エネルギー消費量の内訳は、次の6つになりますが、そのうちの1~5までの消費量から7の導入量を差し引いた合計が
正味(ネットで)ゼロになる住宅を言います。
1.暖房設備
2.冷房設備
3.機械換気設備
4.照明設備
5.給湯設備
6.家電等
7.再生可能エネルギー設備

再生可能エネルギー量の対象は、敷地内に限定し自家消費に加え売電分も対象に含めます。
ただしエネルギー自立の観点から、再生可能エネルギーを全量買取する場合は含む事ができません。
再生可能エネルギーを貯めて発電時間以外にも使えるよう、蓄電池の活用が望まれます。

また都市部等の太陽光発電装置等が充分に設置出来ない住宅を想定した『Nearly ZEH』も含めた定義は以下のようになります。
ZEH・・・
以下の1~4の全てに適合した住宅を言います。
1.東京都(6地域)においては、強化外皮基準(H25基準のηa値および気密・防露性能の確保等の留意事項)を満たした上でUA値を0.6W/㎡K以下の値とする。
2.再生可能エネルギーを除いた基準一次エネルギー消費量よりの削減率を20%以上とする。
3.再生可能エネルギーを導入する。(容量不問)
4.再生可能ネルギーを加えた、基準一次エネルギー消費量からの削減率を100%以上とする。

Nearly ZEH・・・
ZEHの定義1~3および以下の全てに適合した住宅を言います。
1.再生可能ネルギーを加えた、基準一次エネルギー消費量からの削減率を75%以上とする。

一次エネルギー消費量とは
石油・石炭・天然ガス等の化石燃料・原子力の燃料であるウランなどのエネルギーの事を言います。
これに対して電気・ガソリン・灯油・都市ガス等、一次エネルギーを利用しやすいように変換・加工して得られるエネルギーの事を二次エネルギーと言います。
私達が日常生活で使用するエネルギーはほぼ全てが二次エネルギーです。
省エネ基準・低炭素認定基準においては、一次エネルギーをベースに評価を行います。
建物で使ったエネルギーを作り出すのに必要なエネルギーを熱量で表したもので、これが少ないほど省エネ住宅になります。

一次エネルギー消費量は、暖冷房などの各種設備の種別と性能から算出します。
設計一次エネルギー消費量(建てたい仕様の値)が基準一次エネルギー消費量(基準仕様の値)を上回らないかどうかを評価します。
設計一次エネルギー消費量は、建物の外皮性能を加味して算出されます。
評価対象となる住宅において
1.共通条件の下
2.設計仕様(設計した省エネ手法を加味)で算定した値(設計一次エネルギー消費量)を
3.基準仕様で算定した値(基準一次エネルギー消費量)で除した値が1.0以下である事が基本となります。

我が国では2014年4月閣議決定した「エネルギー基本計画」において、「2020年までに標準的な新築住宅の過半で、
2030年までに新築住宅の平均で住宅の年間一次エネルギー消費量が正味(ネット)ゼロとなる住宅(以下、ZEHという)の実現を目指す」とする政策目標を設定しました。
これを受けて経済産業省資源エネルギー庁は、この目標の達成に向けたZEHロードマップの検討を行い、そのとりまとめを2015年12月に公表しています。

弊社もこのロードマップに基づき、外皮の高断熱化・高性能設備と制御機構等の組合せを行い、
ZEH・NearlyZEHの新築及び既築住宅のZEH化への改修を以下「今後の普及率目標」の通りに行います。

今後の普及率目標

  平成28年度 平成29年度 平成30年度 平成31年度 平成32年度
1 ZEH受託率 注文 10% 10% 15% 15% 20%
建売 0% 0% 0% 0% 0%
既築 0% 0% 1% 1% 1%
合計 10% 10% 16% 16% 21%
2 Nearly
ZHE
受託率
注文 10% 10% 15% 15% 30%
建売 0% 0% 0% 0% 0%
既築 0% 0% 1% 1% 1%
合計 10% 10% 16% 16% 31%
3 ZEHシリーズ
受託率の合計
注文 20% 20% 30% 30% 50%
建売 0% 0% 0% 0% 0%
既築 0% 0% 2% 2% 2%
合計 20% 20% 32% 32% 52%
4 その他の住宅
受託率
注文 79% 79% 67% 67% 47%
建売 0% 0% 0% 0% 0%
既築 1% 1% 1% 1% 1%
合計 80% 80% 68% 68% 48%
5 合計 注文 99% 99% 97% 97% 97%
建売 0% 0% 0% 0% 0%
既築 1% 1% 3% 3% 3%
合計 100% 100% 100% 100% 100%