ただいま、練馬区東大泉5丁目のFPの家 N邸で木材劣化対策工事を実施中!

8月26日付のアセットフォー日記となります。

今日の練馬・板橋の天気は曇り

雨降らないで欲しいんですよね・・・。

だって今日、練馬区東大泉5丁目の『FPの家 N邸』で木材劣化対策工事を行っているんです。

屋根の下葺き材地の施工も昨日無事完了

もちろん弊社標準の透湿防水ルーフィング(以下、シート)を葺いています。

ウルト・ジャパンのウートップ・サーモNDプラス2SKという、長ったらしい名前の高耐久透湿防水ルーフィングシートです。 

雨水の侵入防ぐのはもちろん、小屋裏の湿った空気を遮ることなく排出することが出来る下葺き材です。

表のグレーの部分は滑りにくい素材のため、濡れていても足を滑らせる事がありません。

また裏地はフェルトのようになっているので、野地合板の上から滑り落ちることもありません。

また表と裏に付いている接着テープを貼り合わせることで、シートが一体になります。

ちなみに野地合板とシートを留めるタッカー針は、テープで貼り合わせる部分にしか打ちません。

針の頭がシート表面に出ることは無いんです。

釘穴シール性の高いシートではありますが、表面に穴を明けない事でより強い耐水性を保つことができるんです。

しかも、シートの巾が150cmもあります。

一般的なシートの巾は100cmです。

巾が広い分繋ぎ目が少なくなるので、繋ぎ目からの漏水も減るんです。

また端部や縦の繋ぎ目にはユラソール・サーモHTというテープを貼り付けます。

非常に接着力の大きいテープです。

しかも、耐熱温度-30~120℃という屋根の為のテープです。

普通のテープでは、屋根の上の過酷な条件下では本来の性能を発揮できないかもしれません・・・。

屋根の下葺き材は、こんな感じに張られています。

サーモHTはこんな無感じ。

野地合板の先端には板金キャップを被せて、軒先の経年劣化を防いています。

 

さて本題です。

木材劣化対策工事に関する説明は割愛させて戴きます。

簡単に言えば、シロアリや木材腐朽菌対策等の木材の劣化を防ぐ工事とお考えください。

一般的な防腐・防蟻処理とは違います。

こんな薬剤を高濃度水溶液にして、とにかくジャブジャブ構造体に噴霧するんです。

弊社では、合成殺虫剤は使いません。

使うのは、木材保存処理用途に加工されたホウ酸塩粉末をお湯で溶解させたもの。

合成殺虫剤を使えば健康被害が心配だし、効果が3~5年ではあまりにも短すぎるでしょ

その点、ホウ酸は安心です。

野菜にも、ある程度のホウ酸が含まれているんです。

毎日、野菜を食べても大丈夫でしょ

そして、これを構造体にしっかり染込ませます。

この時の濃度が問題なんです。

充分な濃度でなければ、シロアリには効かないんです。

噴霧する場所も重要です。

一般的には、地面から1.0m以下に防蟻・防腐処理を行っています。

でも解体する建物を調べてみると、シロアリの被害は3.0m位まで普通に認められたんです。

中には、屋根まで上がっているケースもあったようです。

怖いでしょ

だから弊社では、1階構造材全てに高濃度ホウ酸処理を行います。

そして可能であれば、全構造処理をお勧めします。

イラストの濃い部分が一般的な処理範囲、そして薄い部分が1階全部処理。

もっと濃い部分が全構造処理となります。

ちなみに保証期間は15年としています。

弊社の基本は床断熱の為、床下は外部と考えています。

だから基礎パッキンを土台と基礎の間に挟み、床下の空気の流れを良くする事を図ります。

そして土台大引きには、比較的シロアリや腐朽菌に強い国産檜の心持ち材を採用しています。

それでも、安心出来ないんですよね・・・。

だからシロアリの侵入経路となる部分にも、ホウ酸処理を行っています。

イラストの赤い部分です。

ここに、ホウ酸を含んだパテやシール剤を充填

これでシロアリの侵入を防ぐことが出来るんです。

また基礎の水抜穴にも、シロアリの侵入を防ぐ製品を採用

これだけやれば、大丈夫かな・・・。

実際の施工の様子を挙げておきます。

高濃度ホウ酸水溶液の入った容器が、たくさん置いてありました。

写真以外にも、いくつかあります。

これを全部噴霧するようですね。

容器に触ると温かいままでした。

理科の授業を思い出してください。

水よりもお湯の方が、粉末が溶けやすいんですよね。

だから温めた水溶液を利用するんです。

2階床梁や床合板の裏側にも、タップリ噴霧しています。

水滴、見えるでしょうか

柱も上から下まで、噴霧します。

土台や大引きも同様です。

ちなみに土台敷きの段階で、土台裏&大引き裏にも同じ水溶液をローラーで塗布しています。

その上で、改めて噴霧している訳です。

 

1階に敷く合板やFPウレタンパネルにも、噴霧します。

もちろん6面全部です。

高く積まれたパネルを降ろしながら、噴霧しなければなりません。

これが中々重労働なんです・・・。

 

筋交や間柱・半柱にも噴霧します。

とにかく噴霧し忘れがないように、徹底的に噴霧するんです。

ネダノン合板も6面全てに噴霧します。

そして、建物内に運びます。

これも、重労働なんです・・・。

ポーチ屋根&自転車置き場用の庇に使う野地合板にも噴霧してもらいました。

この後、外側にブルーシートで養生を行います。

ホウ酸って雨で流れちゃうんですよね。

だから施工後は、濡らさないようにします。

流れてしまえば、シロアリや腐朽菌に効かなくなってしまうかもしれません。

2人掛かりで丸々一日掛かってしまいます。

木材劣化対策工事って、大変でしょ

 

それでも、手を抜く訳にはいきません。

構造材が傷んでしまえば、耐震等級3の家と云えども地震に弱くなってしまうからです。

少し古い話ですが、阪神・淡路大震災の時、新しい家もたくさん倒れていました。

後日調査してみると、蟻害・腐朽の認められる家に被害が多かったことがわかりました。

こんな事にならない為には、徹底的に対策を施すしかないと思います。

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posted by  Asset Red

住所:東京都練馬区北町2-13-11  

電話:03-3550-1311 

東武東上線 東武練馬駅下車5分

ただいま、現場監督見習いを募集しています。

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上記をご確認ください。

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