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先日、知人から一冊のパンフレットを貰いました。
㈱アットパーシモン社の『パーシモンシリーズ』というカタログです。
柿を中心とする自然建材の健康・安全性や環境性をめい一杯前面に押し出しているカタログです。
読んでいて、とても勉強になりました。
その中に、こんなコラムがあったんです。
以下、カタログからの抜粋です。
1.建材のプラスチック化が急増、環境負荷が懸念
プラスチックの世界年間生産量は約4億トンで、その内訳は使い捨て容器・包装資材が36%。
土木・建築資材が16%となっています。(2015年時点)
世界的にプラスチックの使用が加速する中、建材分野でもプラスチック化が進んでおり、ビニールクロスやシートフローリング、ウレタン塗装などが人が接する空間で特に顕著です。
木目に見える商品もプラスチック製シート建材が主流となり、私たちはプラスチックに囲まれて生活しています。
レジ袋の有料化に伴い、エコバッグを持ち歩いてビニール袋の削減に努めていますが、ビニールクロスはビニール袋何枚分に匹敵するのでしょうか?
一般的な住宅(35坪)のビニールクロス使用面積(天井・壁)を約500㎡とすると、レジ袋(中サイズ4.6g)約33,280枚分に相当します。
一人当たりのレジ袋の年間使用量は約260枚で、住宅に使用するビニールクロスは約128年分のレジ袋に相当します。
さらに、シートフロアやプラスチック製の家具など、家中で大量のプラスチックが使用されており、廃棄時の環境への影響は計り知れません。
2.今こそ脱石油・木質化の推進を
コロナ禍でおうち時間が増え、自炊をするなど健康への意識が高まり、オーガニックや無添加の食品を利用したり、運動を始める方も多いのではないでしょうか?
一方で、新型コロナウイルスの拡大は、どんなに自分の心身を健康に保とうとしても、人間は環境の変化に影響される存在であることを知らしめました。
現在「人と地球は別々の存在ではなく、相互依存関係にある」という考えを基盤に、多様な生物が生かし合う生態系を維持し、人を含めた地球全体の健康を実現する「プラネタリーヘルス」という考え方が注目されています。
木材は再生産可能でカーボンニュートラルな資源であり、無添加もしくは自然に近い状態で使用すれば心理面・身体面・衛生面・生産性において効果を発揮する素材です。
脱石油・木質化に取り組むことで、人と環境を健康にし、建築業界にオーガニックな価値観を浸透させていきましょう。
いかがでしたか?
改めて考えさせられる事が多かったのでないでしょうか?
海洋プラスチック問題とビニール袋の関連性を訴える記事を時々見かけますが、実際には農薬やスプレーに使われるマイクロ製剤の影響が大きいという報道を耳にした事があります。
地表に落ちたそれらや、地中の中のそれらが川から海に流れ、海棲生物の体内に取り込まれるようです。
ビニール袋を食べて無くなる亀の映像はショッキングですが、実際には見えないところに問題が隠れている訳です。
だからと言って建材のプラスチック化に問題がない訳でもありません。
環境や健康を確実に蝕んでいると思うんです。
でも、だからと言って、即ゼロにはできないでしょ?
出来るところから進めるしかないと思うんです。
どうせなら、効果の見込めるところから対策を進めたい!
そこで弊社は、まず『脱化学塗料&シート貼り建材』からスタートしました。
そして『脱ビニールクロス&ビニール床』を推進中!
残念ながらプラスチック建材をゼロには出来ませんが、長期に渡り使用を続ける事で廃棄による問題を抑制できるモノに
限り採用しているつもりです。
木質化も引き続き、行います。
人と環境に健康な建材活用を推進!
㈱アットパーシモンの掲げるコンセプトは、弊社の進める家づくりにピッタリだと思いました。
posted by AssetRed
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。