ガラス空気層別熱貫流率を比較したグラフを挙げてみました。

板橋区で工事中の『スケルトンリフォーム K邸』の現場写真です。

先日、ようやく既存部分のサッシが搬入されました。

今回も、毎度お馴染みのエクセルシャノンの防火樹脂サッシを採用しました。

ガラスはアルゴンガス入りLowーE複層タイプにしています。

ちなみにアルゴンガスは空気中に微量ではありますが存在している気体です。

概ね1%程度含まれているようです。

他の物質と反応しない性質を持ち毒性のない不活性ガスなので、例えば電球や蛍光灯といった身近なところにもたくさん使われています。

アルゴンガスは空気よりも重たく熱を伝えにくいため、複層ガラスの空気層に充填すると対流による熱移動を抑える事が出来ます。

つまりガラスの断熱性を高める事が出来るんです。

ガラス空気層別熱貫流率を比較したグラフを挙げてみました。

左から順に6mm~11mmと空気層が大きくなっています。

青線が通常空気、赤線がアルゴンガス、緑線がクリプトンガスです。

空気層の大きさに関わらず、アルゴンガスは通常空気よりも下(断熱性が高い)になっているでしょ

ちなみに、このグラフはトリプルガラスの場合です。

それぞれの熱貫流率に違いはあるものの、性能差は概ねこんな感じになる筈です。

参考になると思います。

ついでにフレームの方も比較してみましょう。

上写真は、コップの中に氷水を入れた状態をサーモカメラで覗いた時のものです。

アルミ・樹脂・木のコップで比較しています。

アルミに比べて樹脂の方が温度が高くなっているでしょ

つまり氷水の温度を伝えにくい訳です。

残念ながら木の方が、もっと伝えにくいんですけど・・・。

サッシを選ぶ際、ガラスやフレームを選ぶ基準は色々とあると思います。

断熱性能や日射取得率で選ぶ場合もあるし、価格で選ぶ事もあります。

ちなみに弊社の場合であれば、防火設備として認定を受けているかどうかも重要な選択肢です。

防火木製サッシって、まだまだ少ないんです。

またメンテナンス性も重要視しています。

狭小地に建てる場合、高所作業の際に梯子では対応出来ません。

隣地境界の塀が邪魔をして、梯子や脚立を立てられないからです。

その結果、どうしても足場が必要となります。

メンテナンスの度に足場代が掛かる訳ですから、メンテナンスの少ないサッシにしたくなるでしょ

定期的な塗装が必要となる木製サッシは、ちょっと使いづらいんです。

また道路に大型車両を停められない事が多い為、重量の大きい木製サッシは搬入上も不利となります。

数人で持って遠距離を運んだり、重いサッシをロープで縛って上階に引き上げなければなりません。

足場と建物の距離が近いので、傷を付けないように細心の注意も必要です。

個人的には木製サッシを使いたいんですが、中々使う機会が少ないんです・・・。

防火対応のアルミクラッド木製サッシがあれば良いのに・・・。

そうすれば、アクセントに小窓くらいなら使えそうです。

どこかで発売しないかな・・・。

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