『大規模リフォーム工事は建築確認申請が必須!』

昨日、池袋で開催されたセミナーに参加してきました。

『大規模リフォーム工事は建築確認申請が必須

と題されたセミナーです。

取り合えず、聞いておくしかないでしょ・・・。

でも、目新しい情報を得る事は出来ませんでした。

何の進展もなし・・・。

相変わらず、いきあたりばったりという感が拭えません。

例えば『古い屋根をカバー工法で新しくしても、確認申請の必要はありません。』と言います。

でも『古い屋根を剥がして新しい屋根に葺き替えると、主要構造部の過半に手を加える事になるので確認申請が必要になる。』そうです。

こんなの、おかしいですよね。

ちなみにカバー工法とは、上イラストのように古い屋根を剥がさずに、上に防水紙を貼り、その上に新しい屋根を葺く工法です。

アスベストの撤去を先延ばしにするために、コロニアルを葺いていた現場でよく行われています。

確かにコロニアルは比較的軽い屋根材です。

上図にあるように、㎡当たり約21kgの重さしかありませんから瓦の半分にも満たないんです。

でもコロニアルの上に金属屋根を重ね葺きすれば、これに約5kg/㎡が加算されます。

瓦よりは軽いけど、筋違計算上は『軽い屋根』として検討している訳です。

21kg/㎡が26kg/㎡になっても、大丈夫なのかな

大きな地震で瓦屋根の家が「瓦が重いから地震に弱い」という印象を持たれた方も多いかと思います。

同じ構造の家の場合、重い屋根と軽い屋根では、前者の方が建物の揺れが大きくなる事がわかっています。

当然、地盤に掛かる負担も大きくなります。

ちなみに国土交通省では、2030年までを目標に耐震性が不充分な住宅の耐震化を進めています。

耐震性を高めるための耐震改修工事の内容には、基礎や壁の耐震補強だけでなく、屋根の軽量化も大切です。

屋根を軽くすることで地震による建物の揺れを抑える効果が期待できます。

カバー工法って、真逆の対策ですよね・・・。

しかも建築確認を逃げるために、腐った野地板の交換を知らんぷりして、カバー工法で塞ぐ業者が増えているとも聞いています。

せっかく修繕をしても、これでは意味ないですよね

本末転倒だと思います。

こんな感じで、どうすれば建築確認を逃げればよいかという話ばかり聞いてきました。

でも、そんな工事ばかりが横行してくると、建物の寿命がどんどん短くなると思うんですよね。

何のための改正なのか

もう一度考えるべきなのでは

そう感じました。

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上記をご確認ください。

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