そんな訳で弊社では、発泡ウレタンを気密材とは認めていません。

板橋区で工事中の『スケルトンリフォーム K邸』の現場写真をご覧ください。

樹脂サッシと躯体の間の隙間に、グレーのモコモコが充填されています。

これ、発泡ウレタンです。

隙間に発泡ウレタンを充填する事で、隙間の断熱性能を向上する事が出来ます。

隙間なんてつくらなきゃいいんじゃない

という方もいると思います。

でも建物って、地震や台風の際に揺れるでしょ

窓と躯体の間に隙間があれば、建物が変形しても窓が変形する事を防ぐ事が出来ます。

そもそもガラスって変形に弱いんです。

だから隙間は必要だと思います。

建物が変形する事を前提とするならば、発泡ウレタンにも追従性を求めたくなるでしょ

硬化して破断する発泡ウレタンでは、断熱材として用を果たしません。

もしも発泡ウレタンに気密層も兼ねさせているのであれば、なおさらです。

建物が揺れたら気密性能が落ちるなんて、心配で仕方ありません・・・。

もちろん揺れないように耐力面材等で耐震強度を高める訳ですが、それでも大地震の際には揺れますよね。

だからこそ高断熱・高気密住宅の場合、許容応力度計算に基づく耐震等級3の耐震性が必須だと思うんです。

話がずれちゃいました。

弊社ではウルトの弾性発泡ウレタンを利用します。

ピュアロジックフレックスという製品です。

窓施工用に開発されたそうですよ。

 

 

 

 

 

建物の動きに追従し、施工後のひび割れや引き裂けを防止します。

一般的な発泡ウレタンの3倍伸び縮みするとの事。

マイナス15℃の環境下でも施工が可能なので、とっても有難い発泡ウレタンです。

タックフリータイムは約6分。

これ硬化が進行して、指先で軽く触れて試料が指先に付着しなくなるまでに要する時間をいいます。

約20分待てば、カッター等で切削する事が出来ます。

硬化時間が短いので、作業効率も良いんです。

専用ガンを使えば、簡単に充填する事が出来ます。

最後に施工時の注意点を挙げておきます。

①充填時はノズル先端を奥まで挿し込む事。

 加圧しない限り、発泡ウレタンは奥に入っていきません。

②被着部の埃や油汚れを除去しましょう。

 接着力が弱まり、硬化時に剥がれの原因となります。

③冬季は被着部を温めましょう。

 非着部の温度が低いと接着不良を起こします。

 事前に温めておく事をお勧めします

④空気中の水蒸気に反応して発泡するので、厚吹きはNG。

 吹き付け厚さは30mm程度に抑えましょう。

発泡ウレタンの断面イメージを挙げました。

弊社の採用するFPウレタン断熱パネルの断面は左側の図のようになります。

発泡から硬化の間に加圧する事でパネル内の気泡が均一に配置されるからです。

個々の気泡が独立しているので、空気や音、水蒸気の移動は少なくなります。

でも現場発泡ウレタンの場合には、発泡時に加圧する事が出来ません。

その結果、気泡同士が繋がってしまい、空気や音、水蒸気の移動が多くなります。

そんな訳で弊社では、発泡ウレタンを気密材とは認めていません。

だから必ず表面に気密テープを貼るようにしています。

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住所:東京都練馬区北町2-13-11  

電話:03-3550-1311 

東武東上線 東武練馬駅下車5分

ただいま、現場監督見習いを募集しています。

https://www.assetfor.co.jp/recruit/

上記をご確認ください。

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