水道配管材って地味な存在ですが、それなりに進歩しているんです。 だから、たまにはアピールしてあげる必要があると思います。

板橋区で工事中の『FPの家 Y邸』の工事写真をご覧ください。

1階天井裏の水道配管を撮ってみました。

3種類の配管が見えると思います。

①灰色の太い配管・・・音ナインという配管材です。

塩ビ製排水管の上に吸音材と遮音材が巻かれています。

これを使う事で、排水管の音を抑制する事が出来ます。

以前にも何回か拙ブログで説明しているので、今回は割愛させて戴きます。

②青色&ピンク色の配管・・・架橋ポリエチレン管(PP管)です。

青いのは給水管、ピンク色のは給湯管です。

従来の塩ビ管(HIVP管)と違い、継手を設けません。

管の一方に水栓金具等が付けられ、もう一方が給水ヘッダーや給湯ヘッダーに繋がる為、管自体を繋ぐ必要がないんです。

従来の塩ビ管の場合、曲がり部分やT字部分には役物を使います。

また定尺長さを超えれば継手役物も必要となります。

漏水って、こうした所から発生する事が多いんです。

その点で、PP管は漏水の少ない管と言えるでしょう。

架橋ポリエチレン(かきょうポリエチレン、Cross-linked polyethylene)とは、ポリエチレンに電子線などの放射線照射や架橋剤の添加などの処理を施すことにより、高分子の分子鎖を立体網目状構造に分子間結合を行わせる反応を行わせたポリエチレン材料のこと。

この反応のことを「架橋」反応と呼ぶため、「架橋ポリエチレン」と言われています。

架橋処理によって耐熱性・クリープ性能・耐薬品性が向上します。

その特徴は以下のとおりです。

長所・・・

金属管などと比べて軽量で取り扱いが楽。

曲げやすいため敷設や接続が容易。

欠点・・・

太陽光などによる劣化。

屋外で架橋ポリエチレン部分を露出させた場合、劣化することになります。

この対策として通常は、不透明かつ耐候性のある保護材で架橋ポリエチレン管を被覆します。

また軒下や壁内など、光が当たる場所には設置しない事が重要です。

PP管自体は乳白色の半透明で、外側の青色&ピンク色の管が不透明かつ耐候性のある保護材になっています。

なお弊社では、直接光に当たる場所でのPP管使用を行っていません。

昔は給水管と言えば紺色のHIVP管。

排水管と言えば灰色のVU管。

給湯管と言えば、白い保護材の巻かれた銅管でした。

でも最近は写真のように色鮮やかでしょ

水道配管材って地味な存在ですが、それなりに進歩しているんです。

だから、たまにはアピールしてあげる必要があると思います。

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