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板橋区で工事中の『FPの家 Y邸』の工事写真をご覧ください。
1階洗面脱衣室の床に設けた床下点検口枠を撮ってみました。
下に見えるのは基礎の耐圧盤です。給水ヘッダーも見えますね。
ちなみに、ちょつとだけ見えているピンク色の配管は給湯管です。
その先に給湯ヘッダーが繋がっています。
このように弊社の場合は、床下点検口は給水・給湯ヘッダーの見える場所(手で触れる場所)に設けるようにしています。
何か不具合があった時に、すぐにチェック出来るでしょ!
何か問題があれば、修理する事も出来ます。
床下に色々な設備を設置している家もありますが、弊社では極力設備は設置しないようにしています。
床下浸水が発生した際に、色々と危険でしょ?
せいぜい給水・給湯管や排水管、エアコンのドレン管や冷媒管程度でしょうか?
これらなら、濡れても問題ないでしょ!
なお床下に潜る事も考え、点検口は600mm×600mm以上の開口を確保するようにしています。
そうそう、弊社の建てるFPの家は床断熱が基本です。
ちなみに床断熱とは、床に断熱施工を行いここを断熱境界&気密境界とする工法です。
床下は家の外になる訳です。
だからここに点検口を設ける場合には、当然断熱・気密性能の高いモノにしなければなりません。
先程の写真を、もう一度見てください。
フレームがアルミではなく、熱伝導率の低い樹脂になっているでしょ?
また茶色い樹脂フレームの下には白い断熱材が見えると思います。
この断熱材が、樹脂枠に床下の温度を伝えないようにしてくれる訳です。
そして、このフレームの中に入る蓋がコレです。
手前が断熱蓋、奥が気密蓋となります。
こんな構成になっています。
蓋を2枚明けないと床下には潜れません。
しかも気密蓋が、結構重いんです。
ちょっと面倒ですが、これで床面の断熱・気密性が担保出来るのであれば、恩の字だと思いませんか?
予断になりますが、断熱蓋はEPS製なのでとても軽いんです。
だから、気密性能の高い家だと面白い遊びが出来ます。
ご紹介します。
①全ての自然給気口&開口部を閉じてください。
②床下点検口の気密蓋を開け、断熱蓋に停められたベルトを外してください。
③レンジフードを強モードで稼働してください。
どうなると思いますか?
断熱蓋が、ふわっと浮きます。
そして、下に沈みます。
そして、上下運動を繰り返すんです。
でも気密性能の低い家だと、断熱蓋はウンともスンとも言いません。
ピタッと閉まったままなんです。
気密測定の結果(C値)って感覚的にわかりにくいでしょ?
目の前で断熱蓋がフワフワ浮いていれば、納得できるとおもうんです。
posted by AssetRed
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電話:03-3550-1311
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