CO2を取り除く海洋の重要性②

今日は水曜日。

アセットフォーはお休みです。

今回は海の日に書ききれなかった拙ブログの続きを書きたいと思います。

CO2を取り除く海洋の重要性という話です。

溶解ポンプとは気体が海水に溶解する現象を表したもの。

地球の大気と海洋表層では波や風の影響で常に空気やCO2などの気体が出入りしています。

この溶解ポンプと地球規模の海洋大循環が組み合うことによって効率的なCO2の海中への溶解貯蔵が可能となります。

なお海洋大循環の中にCO2が採り込まれる仕組みは、次の通りです。

物理的・化学的に『冷たい水ほど多くの気体を溶かすことが出来る』という性質があります。

高緯度の南極や北極などの寒冷地では表層の海水温も低く、多くの気体が海の中に溶け込んでいきます。

このように多くのCO2を含んだ海水は冷たくて重くなるため、深海底に沈み込んで行きます。

沈み込んだ海水は底流水として、世界中の海底を2000年掛けて巡ります。

このように高緯度の冷たい海では、効率よくCO2を含んだ海水が沈み込んでいくメカニズムが出来上がっている訳です。

2012年7月の研究では、南極大陸に向かう場合に必ず通り抜ける『一年中荒れ狂う海の難所』と南緯40度より南の南洋で深海に繋がる巨大な渦のトンネルの存在が明らかになりました。

その海域では全海洋が吸収するCO2の40%以上もの量を集中的に採り込んでおり、風と海流と渦が重なり巨大な漏斗状の下降水流が発生して、CO2を低層に運んでいるようです。

徳島県の鳴門の渦潮が多数起こっている状況を想像してください。

大気物理学に『過流束』という現象がありますが、これは高気圧と低気圧が隣り合うことで地表では高気圧側から低気圧側へ、上空ではその逆向きに空気が流れ、全体として垂直方向に大きな渦が出来ます。

これと同じ現象が海の中でも起こっている訳です。

海の内部でも大気と同様に圧力ムラがあり、下降域と上昇域をともなう大きな渦が発生し海水の集まるところでは下向きの流れが出来ます。

また、その流れに沿って表層水に溶け込んだCO2が低層に運ばれます。

南緯40度付近には、猛烈な嵐が幅1000㎞にも及ぶ『巨大な過流束』が複数あり、その下降水流に乗ってCO2が深海底に運ばれているようです。

この現象を発表した英国・豪州の研究チームは南緯35度から南極海の海氷域に至るまでの海域で1年間に吸収するCO2の量を、4.2億トン(炭素換算)と見積もっています。

CO2が増えても極端な気候変動が直ちに起こらない事からも、海が果たす役割が非常に大きいことが判るでしょ?

でも問題もあります。

過剰に海水中に溶け込んだCO2は、海水を酸性化させます。

そして酸性化した海水は、さまざまな問題を起こします。

例えば、アルカリ性の貝殻やサンゴ礁が死滅する危険性も指摘されているんです。

長い間、海洋に守られていた地球生命。

でも人間の生活により、恐ろしいスピードで環境破壊は進んでいます。

人類の英知を絞ってCO2の削減を図る必要を感じます。

人類だけではありません。

地球を故郷とする全ての生命の未来を左右する事なんです。

住宅の高性能化って、CO2の削減を通じて小さいながらも、その一歩になり得るんですよね・・・。

エクセルシャノン 刊

奈良憲道 編著

家を建てる前に読む本「改正住宅省エネルギー基準」解説と手引き

から一部を抜粋して転載させて戴きました。

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