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先日、ある営業マンが変わった設備を提案してくれました。
と言っても、特に目新しい設備ではありません。
いわゆるエコジョーズといわれるガス給湯機でした。
ご存じの方も多いと思います。
でも念の為、簡単に説明しておきます。
エコジョーズとは、排気熱を再利用して効率良くお湯を沸かすことができる高効率ガス給湯機。
従来の給湯機よりも少ないガスでたくさんのお湯を沸かすことができ、ガス代の節約やCO2排出量の削減に貢献します。
従来のガス給湯器のイメージ図
従来のガス給湯機は、水道水を給湯機の中に引き込み加熱してお湯を作ります。
加熱にはガスの燃焼時に発する熱を利用する訳ですが、この時の熱ロスが結構大きいんです。
排気温度は約200℃にもなるそうです。
この熱、そのまま捨てちゃうんですよね・・・。
勿体ないでしょ!
エコジョーズのイメージ図
そこで生まれたのがエコジョーズ。
ガスを燃焼させてお湯を沸かす際に発生する高温の排気熱を、二次熱交換器で回収し、給水を温めるために再利用します。
これにより、従来型の給湯器よりも少ないガスで効率よくお湯を沸かすことができ、省エネ効果を発揮します。
ちなみに排気温度は約50℃まで下がるそうです。
かなり得した気になりますよね?
話を戻しましょう。
今回提案されたエコジョーズは2タイプありました。
どちらもエコジョーズですが、少しだけ異なる点がありました。
先程のイメージ図を見てください。
図には、【ふろ】と【給湯】と書かれていたでしょ?
前者は湯舟にお湯を張る際に使うお湯の事。
そして後者は、蛇口から出るお湯を指します。
でも思い出してください。
ガス給湯器って、他にも役立ってますよね?
そう、追い炊きです。
ぬるくなった湯舟の中のお湯を温め直すことがあるでしょ?
追い焚きとは、冷めてしまったお風呂のお湯を再加熱して温め直す機能のこと。
浴槽内のお湯を配管を通して給湯機に戻し、再加熱する仕組みです。
冷めたお湯を捨てずに再利用できるため、水道代などの節約につながります。
また追い焚き機能が備わった給湯器は一般的に、スイッチを押すだけで自動的に温度調整できるため、手間もかかりません。
この時の熱に排気熱を利用する機種と利用しない機種があるようです。
もちろん、一般的なエコジョーズは前者に当たります。
でも最近のお風呂って、断熱材で覆われているでしょ?
湯舟のお湯って、あまり冷めませんよね・・・。
断熱浴槽&断熱風呂蓋
近頃は当たり前になった断熱浴槽&断熱風呂蓋の効果をご存じでしょうか?
断熱浴槽の湯温持続時間はメーカーや製品によって異なりますが、一般的に4時間で約2.5℃以内の湯温低下に抑えることができるとされています。
これは、断熱材と断熱風呂蓋で浴槽をしっかり保温することで、追い焚きなしでもすぐに入浴できる効果があります。
弊社の建物であれば、浴室の天井・壁・床全てに断熱材を付加しているので、更に温度低下は少ない筈です。
例えば我が家では、追い炊きを使う事はまったくありません。
エコキュートユーザーという事もあり、追い炊きにマイナスイメージを持っているからです。
断熱蓋もあるし、家族の入浴時間をまとめれば、ほぼ冷める事なんてありません。
もし冷めたとしても、蛇口からお湯を落とせば良いんです。
だから、追い炊き配管にまで排熱利用する必要はないと思うんです。
販売価格が安くなるのであれば、断然こっちを購入したいと思います。
これが先程の『追い炊きに排熱利用しない機種』という訳です。
販売価格も若干安く設定されていました。
ただし『フルオートタイプ』の設定はなく『オートタイプ』のみになるとの事。
これも、念の為説明しておきます。
ガス給湯機には、湯はり機能が異なるフルオートとオートの2つのタイプがあります。
フルオートは、湯はりから、おいだき・保温・たし湯まで、すべておまかせ全自動・たし湯まで、すべてがおまかせ全自動。
一方オートには、湯はりから、おいだき・保温までがおまかせ全自動。
たし湯を行いたい時は、リモコンで操作が必要となります。
ちなみに我が家では、湯はりを行ったらすぐにリモコンを切ってしまいます。
追い炊きも保温も行いません。
だからオートで充分なんです。
個人的には、この機種を勧めたいと思います。
ちなみに販売店のオリジナル製品らしいです。
posted by AssetRed
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