建替えの際に生じるこうした問題って、結構アルアルなんです。

とある現場の写真を挙げます。

隣地境界に建つ既存ブロック塀の写真です。

よく見ると、足元に赤い線が引かれているでしょ

コレ、敷地境界線&道路境界線を示しています。

ちなみに隣地境界線はブロック塀の外面となります。

既存ブロック塀は、敷地内に建てられている訳です。

そして道路境界線は、現状の道路境界線よりも70cm程度内側になります。

前面道路が4.0mに満たないため、家を建てるに当たりセットバックをしなければなりません。

既存ブロックは現況道路にはみ出す形で建てられている為、完了検査前に撤去しなければならないんです。

写真を見るとわかるように、隣地に建つ道路側ブロックは撤去するブロック塀に繋がっています。

実は既存建物の解体時に、ブロック塀の出っ張った部分を撤去しようとしました。

でも撤去してしまうと、隣地道路側のブロックが倒れてしまうかも知れない・・・。

心配なので、写真のように1列だけ残しました。

あとは、外構工事の際に切り離し・撤去しようという事にした訳です。

でも外構工事の際だって条件は変わりません。

撤去時の衝撃で隣地ブロック塀を壊してしまうかも知れません。

壊れないように撤去できたとしても、支えを失った隣地ブロック塀が地震時に倒れる可能性もあります。

当然、補強した方が良いでしょ

では、補強費用は誰が負担すべきでしょうか

撤去費用を施主が負担するのは当然としても、隣地塀の補強まで負担する必要があるのかな・・・。

もうひとつ問題があります。

撤去するブロックの足元を見るとわかりますが、ブロック塀を境に双方の敷地には高低差があります。

隣地の方が高いんです。

良く見ると断面が見えるでしょ

表面を覆うコンクリートは薄く、下地の砕石は沈下してコンクリートに接していません。

両者の間には大きな隙間があるんです。

ブロック塀を撤去すれば、断面はもっと大きく見えるようになります。

このまま残すのも不安でしょ

せめて土留めくらいはしたいところです。

しかも今回は道路になるため、隣地側の土間をさらに切込み、土留めを設ける必要があります。

その旨を説明し、ご理解戴く必要がある訳です。

では、その費用を負担するのは誰

あなたの家の建て替えにより発生した工事なんだから、あなたが負担すべきでは

「それとも、ウチが負担すべき工事なのかしら

なんて言われたりするんですよね・・・。

さあ、どうする

建替えの際に生じるこうした問題って、結構アルアルなんです。

毎回、苦労する事になります。

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