原料せっこうにリサイクルせっこうを100%使用したせっこうボード「タイガーR100」

恥ずかしい話ですが、このニュースを私は知りませんでした。

循環リサイクルシステムで実現する”エコ”なせっこうボード: 建設業界の循環型社会を支える新製品

せっこう(石膏)を原料とする建築材料の製造・販売事業等を展開する吉野石膏株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:須藤 永作)は、原料せっこうにリサイクルせっこうを100%使用したせっこうボード「タイガーR100」(タイガーリサイクルボード100)を商品化しました。吉野石膏株式会社 2024年10月28日 11時00分

以下、記事の内容をそのまま転載させて戴きます。

近年、新築現場や解体現場などから出るせっこうボードのリサイクルは、二酸化炭素排出量削減を目指して循環型社会の実現に向けた重要な課題となっています。

この度、当社は「リサイクルせっこう」を100%使用し、製造における二酸化炭素排出量が千葉第一工場品で0.9㎏-CO2eq、三河工場品 0.8㎏-CO2eq(※1)と革新的に小さい値を実現した「タイガーR100」を販売致します。

当社は1995年に建材業界で初めて再生活用事業の個別指定を受け、リサイクルせっこうの活用を推進してきました。

近年、分別回収技術が進歩し、安定的な量のリサイクルせっこうを確保できるようになったことで、本年8月に「タイガーR50」の発売開始を発表しました。

その後、リサイクル100%を求める市場の要望が高まってきました。

その中で中間処理業者からのリサイクルせっこうの持ち込み量も増すことができており、この度「タイガーR100」の供給の目処が立ったため発売となりました。

「タイガーR100」は、千葉第一工場および、三河工場で製造を開始します。

二酸化炭素排出量削減とリサイクルを軸に、カーボンニュートラルと循環型社会の実現に寄与する製品が、「タイガーR100」です。

※1 LCAにおける、原料調達・原料輸送・製品製造時の1㎡あたりの二酸化炭素排出量(気候変動 IPCC 2013 GWP 100a)を社内で計算した、厚さ12.5mmのタイガーR100の値

※ 主要な規格:JIS A6901せっこうボード製品、エコマーク認定番号 24123004

実は石膏ボードって、リサイクルのお手本くらいに思っていたんです。

でも、その認識は間違っていたんですね・・・。

まさか、リサイクル率が50%を超えた製品の発売が2024年の8月だったとは

さすがに100%はないと思っていましたが、勝手に50%くらいにはなっているだろうと思っていました。

しかも再利用しているのは石膏だけなんて・・・。

だって現場でも、かなり以前から分別回収が行われていましたから・・・。

原材料も紙と石膏くらいだから、再利用も難しくないんだろうなぁーなんて簡単に考えていたんです。

でも実際には、難しいことだったんですね。

ごめんなさい💦💦💦

いずれにしても、100%達成した製品が発売されたのは良いニュースだと思います。

すぐにでも使いたいと思います。

今のところは準不燃の厚さ9.5mmの3×6品と不燃の厚さ12.5mmの3×6品の2種類だけのようです。

強化ボードや厚さ15mm品、3×8品がラインナップに加わるのはいつ

しかも受注生産との事。

タイガーR100を普通に使える日は、まだまだ遠そうです。

でも、気長に待ちたいと思います。

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