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11月28日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ。
爽やかな陽気となりました。
小春日和と言えるのかな?
板橋区で工事中の『FPの家 M邸』の現場写真をご覧ください。

取付けられた樹脂サッシを接写してみました。
1階階段ホールの嵌め殺し窓(fix窓)です。
ガラスが入ってないでしょ?
基本、エクセルシャノンの樹脂サッシはガラスが入った状態で搬入されます。
でもサイズが大きい場合は重量が大きくなってしまう為、ガラスを現場で入れる事があります。
ガラスって重いからフレームほ先に取付け、その後ガラスを嵌めれば安全かつ楽できる訳です。
この写真はガラスを入れる前に撮りました。
だって、この窓、実は弊社にとって非常に珍しい窓なんです。
防火窓が当たり前でしょ!
防火窓って、H寸法もW寸法も製作限度があり、大きな窓にはならないんです。
でも、この的は奇跡的に延焼の恐れのある範囲を逃れる事が出来ました。
そのため、防火窓よりも大きなサイズに出来た訳です。
ただし、1階に大きな窓をつける事で防犯上の門題が発生します。
fix窓ですから、ガラスを割って泥棒が進入する可能性が高まるでしょ!
その為、外側にシャッターを設置する事にしました。
でもfix窓は開けられません。
シャッターの開け閉めも出来ないんです。
そこで電動シャッターを使う事にしました。
電動シャッターなら、fix窓でも開閉する事が出来ます。
費用はバカになりませんが・・・。
そして、この現場には、もうひとつ珍しい窓があります。
3階の窓です。
写真を見ただけだとわからないでしょ?
この窓も、先程の窓と同じfix窓です。
でも非常用進入口になっている為、特注サイズになっています。
防火窓に該当する為、製作可能範囲いっぱいにしています。
非常用進入口(代替進入口)とは、建築基準法施行令第126条の6により設置が義務付けられたもの。
火災などの災害時に建築物外部から外壁の窓などの開口部を通じて公共消防などが救出・消火活動を行うため、建築物の高さ31m以下の部分にある3階以上の階に設けなければなりません。
でも非常用進入口って、梯子車に乗った消防隊員がガラスを割って進入する前提のため、fix窓の場合は網入りガラスが不可なんです。
開閉できる窓(開窓・引違い)であれば、網入りガラスの使用が認められています。
だから写真の窓には網が入っていないでしょ?
これ、防火トリプル窓なんです。
エクセルシャノンの防火窓には、ペアガラスとトリプルガラスの2種類あるんですが、前者には網入りガラス仕様しかありません。
そのため、非常用進入口には使えません。
でもトリプルガラスであれば、耐熱強化ガラスになっているため非常用進入口として使えるんです。
窓ガラスの選択と言えば、断熱性能で決めるものと思っていたでしょ?
こんな選択理由もあったんです・・・。
ちなみに非防火窓の外側に防火シャッターを設置して、防火窓とする事も出来ます。
でも、非常用進入口には使えません。
シャッターが閉まっていたら、消防員が進入出来ないからです。
そう言えば、最近になってYKKapから新しい製品が発売されました。
その名も『手動シャッターGR』、外部ハンドル付座板仕様です。
外部ハンドルを操作して開錠できます。
ハンドルは使用後に元の位置に戻る仕組みになっているので、ご安心を!
その後もシャッターの座板を持って上げれば、簡単に開閉できるんです。
これなら、外から簡単に出入りできますよね。
参考までに納まり図を挙げておきます。
ただし、あくまでも3階設置用の製品です。
1・2階のシャッターに採用したら、泥棒も簡単に進入しちゃいます。
くれぐれもご注意を!

posted by AssetRed
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電話:03-3550-1311
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