blog

12月08日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は晴れときどき曇り。
最高気温も13℃止まりのようです。
平年並みなのかな?
穏やかな年末というところでしょうか・・・。
板橋区で工事中の『FPの家 M邸』の現場写真をご覧ください。
朝一番、バルコニーの床下地合板上にケイカル板を敷き込みました。
今日は、この上にFRP防水を施工しました。
ちなみにFRP(Fiber Reinforced Plastic)防水は、ガラス繊維で補強した樹脂で防水層を形成する工法です。
なお、このバルコニーは2階居室の上にあるため屋根扱いとなります。
そして、この土地は準防火地域に当たるため、建築基準法に基づき一定の防火性能を満たす必要があります。
特に都市部や密集した住宅地では火災が広がるリスクが高いため、適切な防火対策が求められているんです。
今回はFRP防水を採用した訳ですが、樹脂ってプラスチックの事でしょ!
いくらガラス繊維で補強しているとは言え、本当に燃えないの?
って、心配になる方も多いと思います。
でも大丈夫なんです。
ちゃんと『飛び火認定』を取得した工法を採用していますから!
飛び火認定を取得していれば、火災のリスクを軽減し周囲の建物や住民を守ってくれます。
ちなみに弊社が採用している工法では、FRP防水下地に厚さ12mmの合板を張る必要があります。
また、その上に合板もしくはケイカル板を張っても総圧が24mm以内であれば問題ありません。
でも防水メーカーに聴いてみると、2重張りにした方がベターなんだそうです。
そこで弊社では、より火に強いケイカル板を上張りするようにしています。
バルコニー外側に設けた箱樋にもケイカル板を敷いていますが、一部だけ張りませんでした。
なぜなら、ここに排水ドレンを設けるからです。
ドレン自体に厚さがあるので、ケイカル板の上に載せると厚さ分だけ高くなってしまいます。
雨が降ると、この厚さ分だけ雨水が箱樋内に残っちゃうんですよね。
そこで、その対策としてケイカル板を敷き込まないようにした訳です。
またケイカル板と立上り壁の取合いには、面木を打ち付けてもらいます。
こうしないと入隅部にクラックが入りやすいからです。
また細部は施工しずらいので、防水性を確保する意味でも面木の取付は有効だと思います。
さあ、準備完了です。
まずはケイカル板の上を清掃し、塵等が落ちていないようにします。
下地に不陸があれば、この段階で研磨等を行います。
そして、この上にプライマーを塗布し下地とFRP防水層の一体化を図ります。
後工程の剥がれを防止する訳です。
次に1層目のガラスマットを敷き込みます。
適切なサイズに切断し丁寧に敷き込むのがポイントです。
そして樹脂を含侵させます。
ちなみにエポキシやビニルエステル系樹脂を均一に塗布することで、シートと下地を一体化できます。
そのためにも、専用ローラーを使用してシート内部に気泡が入らないよう丁寧に圧着することが極めて重要です。
今回は屋根扱いとなるため、さらに2層目のガラスマットを敷き込みました。
もちろん、1層目と同様に丁寧な施工を心掛けました。
2層目のガラスマット敷き込み&樹脂含浸後、乾燥中の写真を挙げてみました。
樹脂越しに見える白地に赤い線は、ガラスマットです。
この後、表面にトップコートを塗布し滑り止めのための珪砂を撒きます。
これが耐候性を高め、長期にわたる防水効果を担保してくれます。
トップコートの色は、一般的にはグレー色が多いようです。
他の色を選べる施工店もあるようですが、残念ながら弊社ではグレー色一択となります。
塗料缶が大容量のため、同じ色がある程度まとまれば選択可能となります。
瑕疵保険の基準によれば、立上り部分の高さは25cm/サッシ下は12cm以上と決まっています。
ちなみに弊社では、これを30cm/15cmとしています。

posted by AssetRed
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。