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昨日の構造現場見学会、無事終わりました。
当日の様子
コロナ禍以降、1時間づつ1組限定とし完全予約制にて開催しています。
以前はご近所の方々も含めて、フリーで見学可能としていました。
現場内に人が溢れ、説明している声が聞き取りにくい事もありました。
子供達が現場内を走り回っていたり・・・。
でも現在は静かにゆっくりと見学してもらえます。
時間が足りなくて、説明しきれない場合もありますが・・・。
昨日は寒かったですね。
午前中は3~4℃程度だったと思います。
何しろ暖房器具がありません。
昔と違い工事灯もLED化しているので、点けていても暖かくならないし・・・。
でも建物内に入れば、それほど寒さは感じませんでした。
「思ってたよりも、かなり暖かいね。」
参加してくださった皆様にも、お褒めの言葉を戴きました。
しかも雨の音が聞こえないんです。
みんな帰る際に玄関ドアを開けて、初めて雨音の大きさにびっくりしていました。
FPの家の断熱性と遮音性を身をもって体感できたと思います。
良かった・・・。
今回は耐震に関するマニアックな質問も多かったように思います。
久々に制振構造の話題も出て来ました。
ちなみに制振構造とは、建物に設置した制振装置により振動エネルギーを吸収・減衰する構造です。
これにより地震や風による揺れを抑え、建物全体の安定性を向上させます。
「耐震と制振、どっちを優先したら良いの?」
こんな質問を受けたので、強く答えました。
「まずは耐震等級3を確保しましょう!」
耐震性を高める事で、建物の変形が少なくなります。
変形が少なくなれば、躯体に掛かる負担も軽くなります。
変形量が多いと筋違端部に取付けた筋違プレートに大きな力が働き、留め付けた釘が筋交いや柱を引き裂いてしまう事もあります。
こんな状態では、2度目の揺れには対応出来ません。
これを防ぐのが制振であり耐震という訳です。
また躯体の変形が少なくなれば、気密性の低下も抑えることが出来ます。
「その上で、予算に余裕があれば制振をプラスしましょう。」
「制振構造にしたから、耐震性を高める必要がない訳ではありません。」
ついでにFPの家のFPパネルによる耐震効果の説明もさせて戴きました。
「筋違として数えていませんが、FPパネルも筋違に準じた耐震性があります。」
「これをイザという時の余力としてカウントすれば、かなりの耐震性になるんですよ。」
「ちなみに耐震性を高めたら、シロアリ・腐朽菌対策も徹底しないと勿体ないですよ。」
せっかくですからシロアリ・腐朽菌の怖さも説明させて戴きました。
いくら耐震性が高くても、躯体が蝕まれていたら簡単に倒れちゃうでしょ!
でも合成殺虫剤によるシロアリ・腐朽菌対策では、3~5年で効果が無くなってしまうので危険です。
弊社では、ずーっと長持ちするホウ酸処理をお勧めします。
現場見学会って良いですよね。
実際の施工を見てもらいながら説明出来るので、わかりやすいと思います。
M様、会場を貸して戴きありがとうございました。
また見学会にご参加戴いた皆様、ありがとうございます。
もっと詳しく知りたい方は、是非弊社までお越しください。
たっぷりと説明させて戴きます。

posted by AssetRed
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。