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現在、板橋区で工事中の『FPの家 M邸』の工事写真をご覧ください。
現在、1階~3階まで、全力で耐火ボードの施工中!
準耐火建築物のため、天井・壁共に厚さ15mmの石膏ボードを張っています。
良い機会ですから、石膏ボードについて書いてみようと思います。
石膏ボードの芯材は無機質の石膏です。
だから燃えることはありません。
でも、表面は紙に覆われています。
紙は燃えますよね・・・。
なぜ石膏ボードは火に強いの?
その秘密は、重量の約21%を占める結晶水にあります。
例えば厚さ12.5mm×910mm×1820mmの石膏ボードには、約3kgの結晶水が含まれているそうです。
通常の状態では非常に安定していて発散することはありませんが、ひとたび火熱に接すると熱分解を起こし、蒸発を始めます。
結晶水がすべて熱分解で水蒸気となり放出されてしまうまで、せっこうの温度は一定温度以上に上昇しません。
皆さんもご存じのように、物が燃えるためには一定の条件が揃う必要があります。
燃えるモノがあり、酸素があり、一定の温度が必要となります。
結晶水が気化する事で石膏ボード表面の温度は下がります。
夏に汗をかくと、汗の蒸発に伴い体温が低下するでしょ?
アルコールを含んだ脱脂綿で腕を吹くとスースーするのも、同じ理屈です。
これが石膏ボード表面の温度上昇を遅らせるため、燃えない訳。
わかりやすく言えば、氷にバーナーで炎を吹きつけると、その部分は徐々に溶けて水となり、氷が全部溶けるまで氷の温度は0℃以下を保ったままという現象をイメージしてください。
要は石膏ボードに含まれる結晶水が、消防士の役割を果たしてくれている訳です。
ちなみにせっこうボードが火事に耐えられる時間は、石膏ボードの厚さに比例します。
厚さ12.5mmの石膏ボード1枚であれば、その耐火時間は 15分。
これを4枚重ねれば、その耐火時間は 60分になります。
だから木部に石膏ボードを張る事で、耐火時間を延ばす事が出来るんです。
ちなみに木材は100℃まで水分が蒸発し続けます。
そして150℃で木材表面が褐色に変色。
200℃で木材成分が熱分解を始めます。
250℃超で熱分解が急速に進み、可燃性ガスが増大して引火、煙が発生します。
300℃で割れが生じ、可燃性ガスが噴出、木材内部が炭化。
500℃で煙の出ない赤熱燃焼し、墨が焼失。
という流れで燃えます。
逆を言えば、上昇温度を250℃程度に抑えておけば火災は防げる事になります。
こんな話を書くと、木造住宅って火に弱いの?って心配になりますよね・・・。
でも上グラフを見ればわかるように、熱による強度変化に関して言えば木材は鉄やアルミよりも優秀なんです。
だからこそ木造住宅を建てる意味があります。
そして木造住宅を建てるのであれば、適した防耐火被覆を行う必要があります。
どうしても木材を表したいのであれば、燃え代設計という手法もあります。
ここでは説明は省きますが・・・。
木造住宅って、思ったよりも科学的でしょ?

posted by AssetRed
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