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先日お休みを戴いて、埼玉県比企郡鳩山町にあるマテックス㈱の鳩山センターまで行って来ました。
マテックス㈱は、弊社にエクセルシャノンの樹脂窓を売ってくれている卸問屋です。
目的は、ガラス及び樹脂サッシの製造ラインを見学する事。
どちらも以前に違う会社の工場で見る機会を得ましたが、今回は最新設備を使った製造方法を見せてもらいました。
マテックス㈱の会社案内より抜粋
そもそもガラスの主原料は、公園等にある砂場の砂です。
正確に言えば、砂場の砂にも含まれている珪砂に石灰やソーダ灰などを加えます。
でも、そのレシピは各社・各製品によってマチマチなんだそうです。
マテックス㈱の会社案内より抜粋
原料を混ぜて巨大な加熱室で溶解し、溶けたガラスを伸ばして、ゆっくり冷やすと板ガラスが完成します。
ここまでは、ガラスメーカーが行います。
マテックス㈱は、メーカーから購入した板ガラスを利用し、複層ガラスやトリプルガラス、合わせガラス等を製造!
窓に合わせて加工を行ったりしています。
それを、今回は見せて戴いた訳です。
皆さんは天然のガラス「リビアングラス」をご存じでしょうか?
リビアングラスは、アフリカのリビアとエジプトの国境に位置する広大なリビア砂漠で発見された非結晶の天然ガラスです。
本来天然ガラスは火山活動で噴火したマグマが急速に冷やされて生み出されます。
マグマの温度は約1100度ですが、透明感のある黄色いリビアングラスの育成には、約1800度以上もの温度が必要なのだそうです。
また、リビアングラスにはこの地球上には存在しない微量の物質が含まれていることも確かな証拠です。
宇宙から飛来した巨大な彗星が地球に落下もしくは、地球に接近し空中爆発した際に、膨大な圧力と熱量で地表の岩石や砂漠の砂があっという間に融解され、ガラス質に変化して再び凝固して生まれたものがリビアングラス(テクタイト)と考えられているのです。
隕石が地球に衝突すると大地は3000度の温度に達すると言われています。
サハラ砂漠で発見された「ケビラクレーター」と呼ばれているクレーターが隕石の痕だとも言われています。
次のページから一部を抜粋しました。
ご興味のある方は元ページを、ご確認ください。
良い機会なので、ガラスの歴史を挙げておきましょう。
以下、マテックスの企業案内からの一部抜粋となります。
今から2600万年前の話です。
そしてB.C.3000~4000年に、古代エジプトやメソポタミアでガラスが作られ始めました。
これらの遺跡で、二酸化ケイ素から作られたビーズが出土しているそうです。
B.C.4世紀、古代ローマ人が板ガラスの製造に成功!
でも当時の技術では、厚さにバラツキがあり、気泡や歪みもありました。
B.C.3世紀(弥生時代中期)、日本最古のガラスは中国からもたらされました。
5~7世紀、吹きガラスが発明され、透明で防水性の高い良質の窓ガラスがドイツにて誕生!
9~11世紀、当時の日本に寝殿造が誕生!
風通しが良い跳ね上げ式の蔀度(しとみど)は、夏は快適でも冬は厳しかったと思われます。
13世紀、「window」という言葉が初めて記録されたと言われています。
古代北欧後の「vindauga」vindr=風/auga=目に由来しているようです。
14~17世紀(室町時代中期)、書院造に現れた書院窓は採光と換気を兼ね備えた画期的な窓でした。
1549年、フランシスコ・ザビエル来日。
ヨーロッパとの交流が始まり器やメガネなど多くのガラス製品が輸入されるようになりました。
17~19世紀、ガラスの製造技術が進み、最大4メートル幅の板ガラスが製造可能となりました。
20世紀、自動成型機械が開発され吹きガラスと大量生産方式の2つの製造が可能となり、ガラス産業は飛躍的に発展しました。
また日本では、明治維新後に西欧文化の影響で障子から窓ガラスへの移行が進みました。
1923年以降(関東大震災後)、日本の板ガラス工業は発展し、生産が安定。
一般家庭にも浸透しました。
1953年、日本初の公共高層マンションが建ちました。
マンションが増え、都市の風景も変わり始めました。
1970年、アルミサッシの普及。
軽量で耐腐食性の高いアルミ素材が窓枠や雨戸に多用されるように。
2010年、複層ガラスの普及
断熱性の高い複層ガラスと熱伝導率の低い樹脂サッシが注目されるようになりました。
だいぶ脱線しちゃいました・・・。
ガラスの製造ラインに関しては、正直、それほど目新しさを感じませんでした。
窓サイズにカットされた2枚のガラスを順番にラインに通すと、洗浄し、間に乾燥材の入ったスペーサーを挟みながら接着。
スペーサーの周りにシーリング剤を充填して完成!
簡単に言えば、これらの作業がひとつのラインで完成する訳です。
以前に見たラインに比べると、担当者の人数が違いました。
当然、今回の方が圧倒的に少ないんです。
強いて言えば、ガラスへ刻印する機械にビックリしたかな?
ガラスを内側から見ると、ガラスの右下や右上にガラス種やメーカーを示す刻印があると思います。
単板ガラスなら問題ありません。
でも複層ガラスであれば外側と内側にガラスが2枚あるでしょ?
どっちに刻印するの?
特殊金属膜のついたLow-Eガラスであれば、膜のある面とない面があります。
基本的に被膜のある面には、刻印出来ないそうです。
最近は、外側ガラスの室内側に被膜がある場合と内側ガラスの室外側に被膜がある場合があるでしょ?
いわゆる日射遮蔽タイプと日射取得タイプという奴です。
これを機械に指示すれば、機械が自動的にガラスをひっくり返したりして、正しい位置に刻印してくれるんです。
場合によっては刻印を反転させる必要も出て来ます。
機械に指示するだけでも、相当めんどうくさい・・・。
トリプルサッシであれば、なおさらでしょ?
こんなに面倒ならば、刻印なんて無くても良いのでは?
以前の私であれば、そう思った筈です。
でも私は知ってしまいました。
ご存じですか?
例えば瓶のガラスって、リサイクルが可能です。
市場に出回った瓶は回収され、新しい瓶の原料になります。
瓶により色が違うので、色ごとに分別しなければなりませんが、今やリサイクルが当たり前となっています。
でも窓ガラスに関しては、なかなかリサイクルが進みません。
工場で発生する端材に関しては、回収して原料化されるようなってきているそうです。
でも現場から回収さた窓ガラスに関しては、全くリサイクルされていません。
正確に言えば、ガラスの原料になっていないんです。
粉末化して、他の資材の原料にしているそうです。
工場で発生する粉末状のガラス同様です。
何故だかわかりますか?
各メーカーや各製品により、レシピが異なる為、原料化出来ないんだそうです。
ガラスを見ただけでは、どこのメーカーの何て製品かわからないでしょ?
同じ製品であっても、作られた年代でレシピが異なる場合もあるそうです。
だったら、これらを特定できるようにすれば良いんじゃない?
という事で、刻印が必要になったそうです。
刻印を見れば、様々な情報が判ります。
過去に遡って、レシピを明確化できる訳です。
以前にこの話を聴いた時には、やるじゃん!と思いました。
でも刻印するのに、こんな技術的な障害があったとは・・・。
でも、この機械があれば問題は解決されます。
さすが!と思いました。
ここでは、合わせガラスの製造も行っていました。
2枚のガラスの間に中間膜を挟み込み、破片の飛び散りや衝撃物の貫通を防ぐことの出来るガラスです。
中間膜の厚さにより、防犯ガラスと防災ガラスの2種類あります。
また、これを使った複層ガラスやトリプルガラスをつくる事も出来るそうです。
でも、このガラス、リサイクルが面倒なんです。
ガラスと中間膜がくっ付いているでしょ?
これを分別しないとリサイクル出来ないんです。
でも鳩山センターには、合わせガラスをリサイクルする事が出来る機械を備えていました。
残念ながらガラス粉末とガラス片の付着した中間膜にしか分別出来ないため、ガラスの原料化までは至らないそうです。
でも廃棄するだけよりも、かなりマシですよね・・・。
こうしたリサイクルに対する姿勢が、アチコチに見られ、意識の高さにビックリしました。
樹脂サッシの製造ラインに関しては、割愛させて戴きます。
最新型の製造ラインだけあって、かなり色々な所に工夫が加えられています。
しかもメイドインジャパンに拘ってつくったそうです。
その成果が製品の質をワンランク上げています。
長い間シャノンユーザーだった私の目には、その違いがキラキラして見えました。
メイドイン埼玉のシャノンウインドゥ!
もっと使いたいんですよね。
近くでつくられたサッシ&ガラスであれば、配送コストを大幅に削減できるでしょ!
当然運搬時のCO2排出を抑える事も出来ます。
さらに仕上がりが良いのであれば、言うことありません!
でも残念ながら、防火設備に関してはつくる事が出来ないんです。
だから弊社では使えない・・・😢
「早く、防火設備もつくれるようにしてよ!」
熱望しましたが、ハードルがかなり高いようです。
マテックス鳩山センターの皆様、忙しい中、ご対応戴きありがとうございました。

posted by AssetRed
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
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上記をご確認ください。