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昨日、弊社OB宅にお邪魔して来ました。
無事、用事が終わり帰り支度をしているとOBが外に出て来ました。
どうやら聞きたい事があるらしい・・・。
現在、真向いの空き地に建売住宅建設が進行中なんです。
色々と気になることがあるようですね。
ひとつひとつ、わかる範囲でお応えしていました。
日曜日で良かったですよ。
現場で働く大工さんには聞かれたくない話も出ていたので💦💦💦
よくある建売住宅という感じの2階建てです。
上棟以降、興味を持って見ていたといいます。
例えばアルミと樹脂の複合サッシが取付られていましたが、窓により下端に先張り水切りシートが付いていたり付いていなかったりしているのは何故?
とか
断熱材が入っていないようなんだけど、寒くないの?
という感じです。
弊社OBですから、当然FPの家に住んでいます。
断熱材=FPウレタン断熱パネルという認識なんだと思います。
壁の中に袋に入った白い綿のような断熱材が入っているでしょ?
偶然、玄関先に断熱材の端材が捨てられていました。
コレが入っているんです。
「えっ、こんな断熱材じゃ寒いでしょ?」
それなりに暖かいと思いますよ。
とだけ答えておきました。
でも個人的には、外壁の断面構成に疑問を感じました。
外側から
ノボパン(構造用パーティクルボード)/9.5mm
高性能グラスウール16kg(袋入り)/105mm
石膏ボード/12.5mm
極めてシンプルな構成になっています。
外に立てられた看板によれば、外壁仕上げは窯業系サイディングのようです。
いかにも建売住宅でしょ?
もちろん断熱等級4はクリアしている筈です。
でも窓越しに見える袋入り断熱材の入れ方がなっていません。
とにかく雑な施工で、防湿層が連続しているとは思えないんです。
繊維系断熱材に必要な4つの層
上図のように繊維系断熱材を利用する際には、4つの層を設ける必要があります。
外側から
①通気層~初期含水および侵入した雨水および外壁材からの輻射熱を排出し、透湿防水紙の乾燥状態を保つ。
②防風層~冷気が断熱層に入ることを防ぐ。透湿防水紙を利用して防水層を兼ねる事が多い。
③断熱層~熱損失を抑える。
④防湿層~水蒸気の侵入を防ぐ。空気の出入りを抑える気密層を兼ねる事が多い。
ただ設ければ良い訳ではありません。
ていねいに施工し完璧に仕上げなければなりません。
今回の施工であれば
①の通気層は施工前のため判断できず
②の防風層も透湿防水紙未施工のため同様です。
③の断熱材については、NGと言わざるを得ません。
あくまでも窓から見た限りですが・・・。
繊維系断熱材の施工状況と熱貫流率
繊維系断熱材って上図のように施工状況により断熱性能が大きく異なるんです。
正しい施工を1とした時、例えば断熱材寸法が大きく押し込み過ぎた場合の性能は0.84になります。
また小さくて隙間が出来た場合の性能は0.67に過ぎません。
でも計算上は、施工の良し悪しに関わらず1になっているんです。
④の防湿層・気密層もNG施工です。
袋入りの断熱材を、ただ充填した感じです。
あくまでも窓から見た限りですが・・・。
この状態では夏型結露は問題ありませんが、冬型結露はかなりヤバそうです。
定常計算をして確認しましたが、やはりノボパン内側の相対湿度が100%になっていました。
壁内結露を起こす可能性が高い訳です。
もっともノボパン施工もかなり雑なので、隙間から水蒸気が逃げることで壁内結露を免れることが出来るかもしれませんね。
アチコチで継ぎ目から躯体が見えていました。
もちろん施工要領にある適度な隙間ではありません。
それを上回る広い隙間です。
釘ピッチも規定より広くなっている所も多かったように思います。
単なる防水紙の下地扱いで、耐力面材として評価していないのかなぁ~。
なんて事が頭に浮かんで、OBの話も上の空だったかも・・・。
30坪の土地に31坪ほどの家が建っていました。
価格を見ると、約1億円超!
でも建売住宅を建てる前には8千万円の売地という看板が立っていたと言うので、建物自体は2千万円という事ですよね。
もの凄く安い!!!?
今時、こんな安く建てることが出来るの???
本当にビックリしました。
でも安かろう悪かろうはナシですよね・・・

posted by AssetRed
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