ガス工事業者と行き違いがあったようです。

練馬区で工事中の『スケルトンリフォーム T邸』の現場写真をご覧ください。

このお宅は床下空間が極端に狭く床下作業が困難なため、ガスコンロ用の都市ガス配管を壁貫通としました。

弊社では、めったに行わない施工です。

写真は、透湿防水シートを貫通したPF管を撮ったもの。

PF管はシートから30cm程度延びたところでカットされています。

室内側の写真です。

こちらはシートから5cm程度延びたところでカットされています。

「壁に直接ガス管を通すのではなく、スリーブ管を設置してください。」

「こちらで防水・気密処理は行うので、外壁が仕上がった時点でスリーブ管にガス管を通してもらいます。」

東京ガスの弊社担当者には、こう伝えました。

でも意味がわからなかったようです。

施工担当者が来て直接ガス管を通そうとしたので、大工が止めました。

「ガス管を通されちゃうと、サイディングを張れないので止めて

「スリーブ管を入れてくれるなら、いいけど・・・。」

でもガス屋さんはスリーブ管なんて持っていないと言います。

「外壁が仕上がったら来るので、連絡下さい。」

そう言い残して帰っていったそうです。

でも外壁が仕上がってから、外壁に穴を明けて実管を通されても困っちゃうんですよね。

透湿防水シートとガス管の周りの防水処理や、ガス管と気密シートの周りの気密処理が出来ないでしょ

もう一度、担当者に電話しました。

「ガス管を入れに来てくれたようだけど、スリーブ管を持って来なかったようなので帰ってもらったよ。」

「ガス管を直接入れるつもりだったみたいだけど、ちゃんと指示してくれたの

「・・・」

どうやら担当者自身も意味がわかっていなかったようです。

「これから私が現地に伺っても良いでしょうか

と担当者が言うので、現場で指示を出しました。

シート越しに耐力面材と繊維系断熱材に穴を明け、そこにPF管を突っ込むだけなんですけど・・・。

「ガス管ではなくスリーブ管を入れる事なんて、他ではありません。」

「だからスリーブ管なんて持っていません。」

「こんな施工、初めてですよ。」

担当者の言葉です。

確かにいつもは床断熱材に穴を明け、そこにガス管を通して貰います。

「でも床と壁では、施工方法だって違うでしょ

私の突っ込みも、ピンと来ていない様子です。

ともあれ、スリーブが入ったので防水・気密処理が可能となりました。

 

早速、いつもの要領で処理を済ませました。

まずは室内側です。

管周りにNJKのケルプを貼りました。

この上に石膏ボードを張ればテープの剥がれ防止になるんですが、30mmの配管スペースを設けて石膏ボードを張ります。

そこでケルプの上にウルトのユラソールテープを上貼りしておきました。

初期接着力は弱いものの最終的には粘着力が強くなるので、剥がれにくくなります。

室外側は毎度お馴染みの施工です。

ウルトの防水気密スリーブを利用しました。

「スリーブにガス管を通したら、コーキングを隙間に充填しておいてね。」

一応お願いはしておきましたが、施工の段階で確認した方が良さそうです・・・。

ついでにエアコンスリーブの周りの防水・気密処理も済ませておきました。

写真は室外側です。

スリーブ周りの隙間に発泡ウレタンを充填。

こちらも同様に、ウルトの防水気密スリーブを利用しています。

室内側はユラソールテープ処理としました。

ここも石膏ボードの直張りを行いません。

配線スペースを設け、室内側に石膏ボードを張ります。

 

昔、仕上がった外壁に穴を明けガス管を通している現場を見た事があります。

ちなみに室内側にも石膏ボードが張られ、クロスも仕上がっていました。

当然ながら、穴の中を覗くと繊維系断熱材にも穴が明いています。

この穴にガス管を通し、最後に外壁穴と管の周りにコーキングを充填していました。

外壁とガス管の隙間から侵入する雨水対策だと思われます。

でもコーキングって、8~10年で劣化すでしょ

そこから雨水が侵入する事って、十分に考えられるんです。

でも劣化する前にコーキングを打ち換えるとも思えません・・・。

しかも管周りの断熱材は大きく切除されています。

断熱欠損がある訳です。

熱の出入りをまったく抑制できないんです。

しかも管周りの隙間にも、全く手を付けていません。

穴を隠す目的の樹脂製カバーを嵌めて完了

換気を行えば、ここから外気がダダ漏れです・・・。

壁内結露も有り得ます。

 

あくまでも私が若かりし頃の話です。

最近は、もう少しちゃんとした施工をしていると思いたい

でも話を聞いていると、もしかして昔と大差ないの???

かなり心配になりました。

せめて管との隙間に発泡ウレタンをたっぷりと詰めて、防水・気密処理を徹底して欲しいですよね。

でも直接ガス管を通そうとすると、壁の内外にかなりの余長をもたせないとならないので、外壁材や石膏ボードを張る時にかなり邪魔になるんです。

スリーブ管のように壁面から30cm程度の出っ張りであれば、内外装材を張る際に注意すれば良いんです。

でもガスや水道管って、なるべく継手を取らないうにします。

貫通部からガスコンロまでの距離+αの長さを出しておく必要がある訳です。

外部であれば猶更長くなります。

サイディングや石膏ボードに穴を明け、そこに管を入れて何メートルも通していたら大変でしょ

だから大抵は、仕上がった後に管を通すんですよね・・・。

これだと、安心できる施工は難しいと思います。

だって防水シートと管の密着が図れないでしょ

同様に気密シートと管の密着も図れません。

コーキング充填に頼る防水・気密処理は、お勧めできませんし・・・。

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