木材の防火性能という話

今日は水曜日につき、アセットフォーはお休みです。

先日購入した書籍の中にあった話を書こうと思います。

エクスナレッジ世界で一番くわしい木材(最新版)

世界で一番くわしい木材研究会が著した本の中にあった話です。

木材の防火性能

防火性能論議の混乱

建物や建築材料の防火性能を議論する際、「異なる防火性能を同一に論じる」という混乱がよく見られる。

ひとくちに防火性能といっても、目標とする性能によってさまざまな視点がある。

分類すると

①着火防止性能

②発熱・発煙防止性能

③延焼防止性能

④崩壊抑制性能

となる。

①と②は、主として建築材料に必要とされる防火性能で、「燃えないこと」を良とするものである。

③と④は、主として建物の外壁や床などの部材に必要とされる防火性能で、「燃え抜けないことや壊れないこと」を良とするものである。

建築基準法では、①や②の性能を有する材料を

不燃材料(20分間燃えないもの)

準不燃材料(10分間燃え抜けないもの)

難燃材料(5分間燃え抜けないもの)

と位置づけ、居住者が安全に避難できるように、不特定多数の人が利用する施設やコンロなどの火気を使用する部屋の壁、天井野仕上げ材を規制している(内装制限)。

また、③や④の性能を有する部材を防火構造、準耐火構造、耐火構造と位置づけ、密集地の建物や高層建築物の外壁や床、柱、梁などの主要構造部に用いるよう規制している(構造制限)。

木材の燃え方

木材は可燃物であるので、外部から強い加熱を受けると表面に着火する。

ただし、着火と同時に表面に炭化層を形成する。

炭化層は空洞に空気を含んだ断熱材といえるので、木材表面に均一に炭化層が形成されると内部へ入る熱量が軽減され、なかなか内部に燃え進まない。

材料が大きいほど、また厚いほど、炭化層は脱落することなく均一に形成される傾向にある。

たとえば、150mm角以上の大断面の材料が燃え進む速度は0.6mm/分程度、12mm厚の板は1.0mm/分程度といわれている。

すなわち、木材は、着火はするがゆっくり燃え進む材料といえる。

したがって、材料を太く厚く使うことで、③や④の延焼防止性能や崩壊抑制性能を向上させることができるのである。

一方、①や②の防火性能を確保するには、木材に難燃剤を含侵させ、発煙・発熱・発煙しないように改質する必要がある。

現在、不燃材料や準不燃材料の国土交通大臣認定を取得した木材(樹種や厚さの制限がある)が実用化され、流通している。

緑字は全て、34頁(執筆:安井昇氏)から抜粋しました。

「木材って火に弱いでしょ大丈夫なの」という質問をたまに受ける事があります。

 木材の温度による状態変化

その際に私は、上図の説明&防火構造・準耐火構造・耐火構造の話をして、「不燃材料等を正しく使う事で充分対応は可能です。」とお伝えしていました。

下表も、必ず見て貰います。

金属に比べて木材は熱に弱いというイメージが強いでしょ

とにかく、このイメージを払拭したいんてす。

 温度による強度の変化

炭化層のお陰で木材は温度変化による急激な強度低下を防いでいるという事も、よくわかりました。

今後は、この話を自分なりに咀嚼して加えてみようと思います。

でも個人的には、

不燃材料(20分間燃えないもの

準不燃材料(10分間燃え抜けないもの

難燃材料(5分間燃え抜けないもの

の表現にと思ったんです。

燃えないものと燃え抜けないものとでは、ニュアンスがだいぶ違うでしょ

調べてみると、確認申請ナビには、こう書かれていました。

不燃性(火災による加熱で燃焼しない性能)の継続する時間によって、不燃・準不燃・難燃に区分されています。

 不燃材料・準不燃材料・難燃材料の関係性

不燃性能が継続する時間により分類するという説明の方が、シンプルですよね

この点に関しては、こっちで進めてみようと思います。

木材という材料は、とても優秀なんです。

もちろんダメなところも沢山あります。

それらを知って正しく使うことで、木造住宅は益々社会に貢献できるようになると思います。

その為にも、まずは、この本を熟読してみます。

硬い内容の割に読みやすいですよ・・・。

https://www.assetfor.co.jp 

posted by Hoppy Red

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上記をご確認ください。

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