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日射取得ガラスは太陽光を積極的に取り込み、室内を暖めるガラス。
日射熱取得率(η値)0.50以上のガラスが、これに当たります。
また日射遮蔽ガラスは太陽光を遮り、室内温度上昇を抑えるガラスです。
日射熱取得率(η値)が0.49以下のガラスが、これに当たります。
どちらもLow-E金属膜という熱の伝わりを抑える特殊な金属膜を利用したガラスです。(Low Emissivity=低放射)
そもそもLow-E金属膜は複層ガラスの内側にコーティングするものであり、外側にコーティングする事はありません。
コーティングされた層(銀層)は空気や湿気にさらされると酸化して劣化するそうです。
このためコーティングは複層ガラスユニット内の保護された面に配置されなければならないようです。
また複層ガラス内側の外側・内側かによっても、効果が異なるようです。
コーティング面が室内側であれば断熱タイプになり、室外側であれば遮熱タイプとなります。
ちなみに日射取得ガラスには断熱タイプしかありませんが、日射遮蔽ガラスには断熱・遮熱の両タイプが存在します。
これらを立地条件や求める温熱環境に合わせて選ぶ必要がある訳です。
またシェードやブラインド等の遮蔽部材を併用する事で、より細かな日射量調整も可能となります。
でも残念ながら、単板ガラスだと遮蔽部材に頼るしかないんですよね・・・。
ここまでは前振りでした。
そして、ここからが本題となります。
先日、とある展示会で興味深い製品を知りました。
日射取得率が太陽高度で変わるガラスです。
あれ?どこかで聞いたことある話だな・・・。
とは思ったんですが、まったく思い出せません。
ずーっとモヤモヤしていたんです。
でも、ようやく思い出す事が出来ました。
コレです。
透光性常圧乾燥エアロゲル「SUFA」を利用したマイクロフィルターです。
いつ、どこで知ったかは忘れましたが、資料が残っていました。
当時も面白い!と感じたんでしょうね。
どうやら、これと似たようなフィルムをガラスに貼っているらしい。
フィルター内を透過する光の角度により、日射取得量が変わるようになっています。
夏場であれば入射角度がきついので日射遮蔽型となり、冬場であれば入射角度が緩いので日射取得型となります。
またエアロゲルのため、フィルター自体が高い断熱性を有しています。
結露対策にもなる訳です。
凄いフィルムでしょ?
こんなガラスを使えば、単板ガラスでも日射調整が可能になるんです。
但し方位によっては、夕日や朝日の影響も受けるので注意が必要です。
夕日や朝日は入射角度が緩いので、日射を採り入れてしまいます。
夏だったらエライ事になっちゃうでしょ?
可変タイプの日射遮蔽対策を講じる必要がありそうです。
このフィルムを利用したガラスリフォームも面白いけど、これを使った複層ガラスも面白いんじゃない?
真空ガラスと組み合わせれば、単板ガラスを高断熱・日射調整ガラスに出来るし・・・。
試しに聞いたんですが、ガラスの厚さが厚くなるのでビート等の開発も必要になるので簡単にはいかないらしい・・・。
でも将来が楽しみなフィルムですよね?
残念ながら、短い時間しか話せませんでした。
しかも資料を一切貰えませんでした。
そこで後日、記憶を手繰りながらネット検索してみたんです。
ありましたよ!
『㈱ジェイトップラインのエアロスマート』という合わせガラスでした。
たぶん・・・。
中空微粒子フィルム『Air』を貼ったガラスです。
中空微粒子というのが、エアロゲルを指すらしい。
そして、このフィルムがSUFAと同様の効果を持つと言う・・・。
機会があれば、もっと詳しい話を聞きたいと思いました。
あーッ、スッキリした!!
喉に刺さった骨が取れた思いです。
中空微粒子フィルム『Air』のページを貼っておきます。
ご興味のある方はどうぞ、ご確認ください!

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