ルナしっくい

お天気は下り坂・・・。

雨になるようですね。😢

さいわい外作業はありませんから、問題はありません。

でも、気分が下がるんですよね・・・。

練馬区平和台1丁目に建つ『FPの家 H邸』では、内装工事が着々と進められています。

枠材にマスキングテープを貼る職人さんを撮ってみました。

これ、昨日の様子です。

一度吊り込まれた木製建具も、念の為外しました。

塗料が付着すると、困りますから・・・。

UBの入口も、しっかりと養生しました。

カウンター・幅木なども同様です。

今日は、昨日貼り終えたばかりの紙クロスに塗料を塗ります。

今回採用したのは、『ルナしっくい』。

初めて使う内装材です。

以下、メーカーHPからの転載となります。

「ルナしっくい」はホタテ貝殻から作られたルナファーザー専用の漆喰塗料です。
呼吸する壁紙ルナファーザーとの組み合わせで、室内の空気を調湿・消臭し、居心地のよい上質な空間を作り出します。

仕上がると、こんなテクスチャーになるらしい・・・。

紙クロスの上に塗って仕上げる内装材です。

ホタテ貝殻はポーラス(孔)が大きく詰まりにくいため、効率的に臭いの分子を吸着します。

ルナしっくいは原材料にそのホタテ貝殻を65%以上含み、高い消臭効果を長期に渡って持続することが可能です。

 

  ホルムアルデヒド濃度試験(ppm)

 アンモニア濃度試験(ppm)

ホルムアルデヒドなどの有害VOCを吸着し、シックハウス症候群やそれらの物質が引き起こす不快な症状の発生を和らげます。

湿度が高いときには湿気を吸い込み、低いときには湿気を吐き出す調湿効果があり、極端な湿度変化による不快感を軽減します。

計画当初から、この内装材を使うのがH様の希望でした。

設備に頼ることなく、夏冬の湿度環境を、高いレベルで維持したい!

そんな思いを実現する為に、下地の石膏ボードも調湿効果の高い『スカットボード』を採用しています。

このボードは、空気中の水蒸気だけではなく有害物質も吸着するそうです。

でも仕上げ材に吸放湿性や通気性が無ければ、意味がありません。

一般的に使われるビニールクロスではダメなんです。

弊社が標準的に使っている紙クロスや、スイス漆喰でも問題はありません。

でもH様は、ルナしっくいが良いそうです。

成分を調べてみました。

ホタテ貝殻(内容量65%以上)

石灰

酸化チタン

水溶性セルロース

特に問題となる物も入っていません。

これを採用する事にしました。

こんな箱に入っています。

箱を開け、中身を触ってみるとサラサラとした粉末でした。

小麦粉の感触に近いかも?

  • これを10kgに対して、清水11ℓを加えてハンドミキサーを使い攪拌します。
  • 水は必ず計量し、始めに8ℓの水で固練りを行います。そして残り3ℓを徐々に加えます。
  • 10分程攪拌した後、密閉して3時間以上寝かせなければなりません。
  • 現場に入った職人によれば、前日に攪拌を行い一晩寝かせるのが基本なんだそうです。
  • 粉と水が分離しやすいので、塗装前の再攪拌が必要です。
  • 冬場の低温時は、20℃程度のぬるま湯を使い暖かい場所で攪拌・保管する必要があります。
  • 昨日・今日とも、室内は20℃以上ありました。
  • でも夜は、15℃位まで下がったと思います。
  • 塗装前の再攪拌時に20℃あれば大丈夫なのかな
  • はじめに入隅や枠回りを、腰の強いナイロン刷毛で塗るそうです。
  • 全体の塗装はローラーにたっぷり取り、十字に切るようにして塗ります。
  • 塗り始めはローラーを壁の上側に付け、下方向に塗り伸ばします。
  • 手早く塗りのばし、一回目は多少ムラが出てもかまわないそうです。
  • 一回目の塗装後は3時間以上あけ、乾燥後に仕上げの塗装をするのがルールです。
  • でも職人は、翌日に仕上げると言っていました。
  • 3時間では、きれいに仕上がらないからなんだそうです。
  • 仕上げ塗装は、しっくいをたっぷり取り、手早く塗りのばします。
  • ローラーは強く押さえないように転がし、0.3mm程度の塗り厚にします。
  • ローラー目が立っても、乾けば収まるのでそのままで良いそうです。
  • ナルホド・・・。
  • メーカーの施工手順と職人の考えは、若干違うようですね。
  • 職人のやり方に同意し、作業を進めて戴きました。

一回目の塗装となります。

確かに、塗りムラがあります。

紙クロスが滑ってしまい、ローラーがうまく転がらないんだそうです。

スイス漆喰の場合は、ミネラル下地をローラーで塗布し、乾いてから漆喰を塗ります。

ミネラル下地がザラザラに仕上がるので、ローラーの食いつきが良いんですよね。

ルナしっくいの場合は、紙クロスの上に直接塗る為、こうした現象が起きるようです。

 

ローラーを放すところの色ムラが、少し気になりました。

「これ、仕上げ塗りすれば消えるんでしょ

聞いてみると、すぐに答えてくれました。

「ここ、昨日塗っておいたんです。」

「もう乾いていますから、試しに塗ってみましょうか

さっきよりムラがなくなりましたが、まだ少し残っています。

「乾けば、かなり目立たなくなりますよ。」

「自然素材だから、合成塗料のようにはいきませんけどね・・・。」

時々いるそうです。

「ビニールクロスに比べて、仕上がりが雑だ。やり直してくれ

その為、こうした説明を必ずするんだとか・・・。

梅雨の時期にカビが発生してしまい、ビニールクロスに貼り替えた現場もあったとか・・・。

いずれにしても、工務店側の事前説明不足だと思います。

カビに関しては、換気不良の影響も大きいと思うし・・・。

貝灰を使った和漆喰のPHは、10程度と言われています。

一方、カビの生存範囲はPH1~10と言われています。

換気が悪く、湿った空気が滞留すればカビの発生する可能性は当然あるんです。

ちなみにカビの生える危険性は、湿度70%程度で高くなります。

部屋干しをするのであれば、換気が重要となる訳です。

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