こんな記事がありました。

弊社でも取引のある木製建具メーカーが、メールマガジンに、こんな記事を書いていました。

ある木製建具メーカーとは、広島県廿日市市木材港北7-28に本社を置くユダ木工株式会社の事。

そのまま、一部を転載させて戴きます。

かつての木製玄関ドア供給側(メーカー)が、メンテナンスや機能不良等の問題について「木だから仕方ない」と向き合ってこなかった結果、木製ドアは玄関ドア市場全体の2%にまで落ち込んだ、というお話をいたしました。

ところで、残りの98%を占める鋼製ドアは、季節の変わり目に開閉不良を起こすこともなく、ストレスフリーな玄関ドアです。

ただ、そんな鋼製ドアも 実は変形している ことをご存知の方は、あまり多くありません。

湿気によって伸び縮みする木材に対し、鋼製材は熱によって伸び縮みします。

例えば、夏場の西日を正面に浴びると表面が高温になり、内外温度差で歪みが生じます。

湿気で変形する木製ドアと、熱で変形する鋼製ドア

鋼製ドアがストレスフリーに使用できるのは、機能障害を起こさない(起こしにくい)工夫がたくさん織り込まれているからこそなのです。

かつての木製玄関ドアとの評価の分かれ目は、この点にあったと言えます。

ひょっとすると、今でもそうした工夫がなされていない木製玄関ドアが流通してはいないでしょうか。

ユダ木工では、木製玄関ドアに様々な調整機能を持たせています。

梅雨時期に扉が重くなったとき、鍵のかかりが悪くなったとき、微調整によって解決できる重要な仕組みがあります。

また、木材の変形には、木材乾燥技術も大きく関わっています。

自社の乾燥設備で管理した木材の質は飛躍的に向上し、昔と比較すると湿気による変位量は大きく軽減しています。

しかしそれでも木は動きます。

変形する素材と向き合い、様々な構造の工夫、調整機能等製品改良を積み重ね続けていくこと。

木製玄関ドア復権には、まずこれが欠かせません。

まさにその通りだと思います。

弊社では、最近木製玄関ドアをお勧めしています。

残念ながら、ユダ木工の製品ではありません。

だって、防火対応品がないんだもん・・・。

でも、様々な工夫を凝らした木製玄関ドアを採用しているので大丈夫

私自身が自宅に採用し、10年程、その経過を観察することで、様々な心配事に対するある程度の回答を得たのが、その理由です。

やはり木製玄関ドアって、反りや収縮からくる狂いや隙間の増大が心配でした。

経年劣化を防ぐための再塗装だって、面倒だなぁーと思っていたし・・・。

最初はきれいでも、だんだん汚くなるのは悲しいですよね。

でも、全て杞憂に終わりました。

私にとって、それらは大した問題ではありませんでした。

それよりも、鋼製あるいはアルミ製玄関ドアの経年による不調の方が問題と感じたんです。

文中に、こうありました。

鋼製ドアがストレスフリーに使用できるのは、機能障害を起こさない(起こしにくい)工夫がたくさん織り込まれているからこそなのです。

そう、問題が起きない訳では無いんです。

細かな問題が、色々起こります。

例えばドアが反る事で、枠とのドアの間に隙間が出来ます。

ここから、光や外気が侵入します。

これを防ぐのが、枠に付けられてゴムパッキンです。

でも、ゴムだって劣化します。

固く成ったり、擦り切れたり・・・。

こうなれば、パッキンを交換するしかありません。

これが、意外と早いんですよね。

ドアが重いせいか、建付け不良が起こります。

丁番のネジを調整したり、ワッシャーを余分に噛ませたりして調整する事は出来ます。

でも1回調整すると、担当者に釘を刺されます。

「今回は丁番で調整出来ました。でも、もう出来ないと思います。」

えっ!?じゃー、次はどうするの!?

「大工さんを入れて、枠を付け直すしかありません。」

騙し騙し、使い続けることになります。

表面に白いサビが点々と浮かぶ事があります。

シートに傷が出来ます。

ドア下部の鋼板が錆びる事だってあります。

ある程度は補修で対応出来ますが、それなりに費用が掛かります。

でも、いづれは交換する事になります。

もちろん、何の問題も発生しないドアだってあります。

調整機能のついた木製玄関ドアであっても、同じような問題は起こり得ます。

でも、起こった問題は、全て対応可能です。

もっとも、ドア自体を腐りにくくする為の工夫は必要です。

庇を深く取って、雨が吹き込まないようにしなければなりません。

定期的な再塗装だって必要です。

ここからは、まったくの個人的な思いです。

反論したい方もいるかもしれません。

でも、我慢して読んでください。

『出来の悪い子ほどかわいい』という言葉があるでしょ

手の掛かる子供ほど、可愛いと感じてしまうのが親なんです。

玄関ドアだって同じです。

たいして手間の掛からない鋼製ドアに対して、木製ドアは日頃のお手入れが必要です。

でも、その甲斐あって前者は徐々にみすぼらしくなってきますが、後者は徐々に味が出て来るんです。

経年劣化してみすぼらしい外観になる鋼製ドアと経年美化で味が出る木製ドア、あなたはどっちを愛しますか

鋼製ドアだって、日頃のお手入れをちゃんとすれば、経年劣化をある程度防ぐ事は可能です。

でも、経年美化はあり得ません。

『手の掛かるドアほどかわいい』というのは、本当だと思います。

私だって、我が家の木製ドアが愛しくてたまりませんから・・・。

もはや、親バカの境地です。

 

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