問題のある施工

現在、行っている断熱改修の現場で撮影した問題施工を挙げたいと思います。

以前にも拙ブログで挙げさせて戴いた写真です。

その時は、通気層が無いことを指摘させて戴きました。

今回は、写真〇印内の隙間について書きたいと思います。

この写真は、壁内に充填されていた繊維系断熱を撤去後に撮影しています。

当然、断熱材はありません。

でも、窓周りに張られた石膏ボードと窓まぐさの間の隙間には、断熱材が入っていなかったんです。

断熱施工のマニュアルを見ると、上イラストのように記載されています。

「隙間には断熱材の端材を詰めたり、現場発泡断熱材等で塞ぐ」

これ、とても重要なんです。

ちなみに、イラストにある「スペーサー」の施工は、ちゃんと行われていました。

断熱材の端材を詰めるだけですから、材料費はタダです。

むしろゴミが減る分、安くなるでしょう。

手間だって、たいした事ありません。

残念ながら当時は現場発泡断熱材は、メジャーでは無かったと思います。

コストの問題で、省略したとは思えないんですよね。

施工者が、こうした施工を知らなかったと思います。

ちなみに弊社では、こんな施工を行っています。

赤い部分とベージュ色の部分を2回に分けて施工しています。

正確に言えば、ベージュ色の部分も2~3回に分けて施工しているんですが・・・。

そして、その都度表面(室内側)に防湿テープを貼って『気密・防湿処理』を行います。

弊社が30年近く前から行っていた施工ですが、こうした施工を未だに行っていない現場がたくさんあると思われます。

もしかしたら最近の現場にもあるかも・・・。

こうした施工って、『やった方が良い施工』ではありません。

『必ずやらなければならない施工』なんですよね。

やらなければ、壁内結露の発生を防ぐことが出来ません。

せっかく高性能窓を採用しても、窓の付近が寒かったりするんです。

繊維系断熱材・現場発泡断熱材を問わず、室内側に防湿・気密施工を行う事も重要です。

どちらも、コレを行わなければ水蒸気を透過し、壁内結露の原因になります。

施工者・監理者・設計者、誰もがこうした施工の重要性を、しっかりと認識していなければなりません。

こうした担当者のいる工務店・設計事務所と出会える事って重要だと思います。

残念ながら、お金を掛けても『夏暑くなく、冬寒くない家』って実現できなかったりするんですよね・・・。

設計事務所&工務店の選び方って、重要です。

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