様々な住宅属性によるμ値とηA値

弊社も今日で今年の業務は終了です。

業務と言っても大掃除なんですけど・・・。

私の分担は、天井灯とビルトインエアコンそして換気扇の掃除です。

脚立の上に上がり、濡れ雑巾を使ってきれいに磨き上げます。

エアコンは主にフィルターとグリルの洗浄となります。

動いている現場をぐるりと一回りして、早々に始めようと思っています。

その前に、今年最後の拙ブログを書かないといけません。

今回は、昨日の続きを少しだけ書きたいと思います。

『住宅の種類による夏季日射取得係数(μ値)と冷房期平均日射取得率(ηA値)の比較』

前回同様にμ値とηA値を比較してみると、同じように前者は建物の属性や規模により値がマチマチになりますが、後者は比較的バラツキの少ない事がわかります。

今回は、両者の具体的な比較は割愛させていただきます。

イメージとしては、Q値VSUA値の時と変わりませんから・・・。

 

μ値・ηA値どちらも、夏期において外皮から実際に室内に侵入する日射熱量を数値化したものです。

どちらも数値が小さいほど冷房効率が良いということになります。

その違いはQ値とUA値と同様に、床面積当たりの熱の出入りする量か、外皮面積当たりの熱の出入りする量かとなります。

計画する建物が快適で省エネである為に、外皮性能を高める事は重要です。

でも、外皮性能を高めるだけでは不十分

夏の日射遮蔽をしっかりと行わないと、せっかくの外皮性能が仇になってしまう場合だってあるんです。

そうならない為の目安が、μ値もしくはηA値となります。

また夏ばかりではなく、冬の日射取得も重要です。

夏は建物内を暑くしてしまう太陽の光ですが、冬は建物内を暖める『太陽の恵み』になるからです。

せっかくの太陽の恵みを無駄にするなんて、モッタイナイ

しっかりと採り入れて、光熱費の掛からない暖房を活かすべきだと思います。

まずは、冬季に日射を得やすい間取りとしましょう。

そして、夏季に日射侵入を防ぐ対策を講じます。

窓ガラスの選択

庇の設置

グリーンカーテンや落葉樹を利用する手もあります。

日射遮蔽部材を設置すれば、より完璧になります。

専門的な知識と経験が必要になりますから、パッシブ設計の得意な方に相談する事をお勧めします。

長い目で見ると、パッシブ設計の良し悪しは、長期光熱費に大きな差を生みます。

冷暖房機器の初期投資費用や更新費用にも、大きな差が出るでしょう。

冷暖房だけではありません。

照明器具の利用時間も大幅に減ります。

当然消費電力も少なくなるし、電球の交換も少なくなるでしょう。

同じ間取りでも、随分と違う筈です。

可能であれば、長期コストのシュミレーション比較をしてください。

一目瞭然だと思います。

今回は、ここまでとします。

今年も一年、拙ブログにお付き合い戴き、ありがとうございます。

冬季休暇中はブログもお休みを戴きます。

face bookの方は気が向いた時に投稿するかもしれません。

宜しければ、覗いてみてください。

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