現場発泡ウレタン

梅雨の中休み

現場マンとしては、嬉しい限りです・・・。

先日、知り合いから『現場発泡ウレタン』の施工店を尋ねられました。

FP工法しか採用しない弊社ではありますが、リフォームで採用する事はあります。

以前お願いした業者名と連絡先を伝えました。

という事で、今回は現場発泡ウレタンについて書きたいと思います。

現場発泡ウレタンは、使用される分野によって以下のように分類されます。

①1液型簡易スプレー

②2液型スプレー

③2液型注入

④2液型塗布

①は、隙間や熱橋部への充填を目的に弊社も利用しています。

主に湿気硬化型のウレタンが用いられ、簡易ボンベ中に封入されたエアゾールタイプのものです。

水分によって硬化するので特別な発泡機を必要としませんから、誰にでも簡単に利用出来ます。

但し施工に当たっては、外気温度に注意が必要です。

20℃以下だと吐出量が少なくなる為、20℃以上に温めて利用するのが好ましいようです。

また被着物温度が低いと、接着不良を起こします。

②は高圧のエアレススプレー機を使って、コンパクトなスプレーガンで2液を混合しながら直接対象面に吹付ける工法です。

いわゆる『現場発泡ウレタン』がこれに当たります。

長いホースを使用することで広範囲に作業を行うことが可能、施工後の断熱層には継ぎ目がなく、熱橋による結露発生の恐れがありません。

但し①と同様に温度による影響は大きいあるので、冬季の施工では発泡効率が悪くなります。

非着物温度の低い場合に起こる接着不良や、原料使用量の増大がこれに当たります。

③④については、割愛させて戴きます。

現場発泡ウレタンって、便利だけど難しいんですよね。

例えば弊社では、冬季はお湯を張ったバケツに入れてスプレー缶を温めるようにしています。

また乾燥期は、被着物を軽く濡らしたりもします。

一度に吹付ける量は、厚さ30mm程度。

これ以上厚く吹くと、発泡不良になる恐れがあります。

吹く際には、ノズルを奥まで挿し込んで、少しづつ手前に引くようにします。

発泡圧で奥まで行き渡りそうなイメージですが、残念ながら奥にいくことはありません。

そのまま手前に膨らんでしまうからです。

ガーゼのように通気性の良い布で手前に膨らむのを抑えることが出来れば、奥までしっかりと充填できると思います。

この辺りの事を、施工者は知っていなければなりません。

でも、中には知らない方もいるようです。

責任施工と言われる『現場発泡ウレタン』ですが、意外といい加減な施工をしている施工者もいるんですよね。

吹付けた後に1週間程度放置すると、非着面とウレタンが離れている事があります。

発泡部分に亀裂が出たり、大きな穴が明いていたりもします。

すぐに塞いでしまうと、判らなかったりします。

施工者の倫理観や経験って、重要なんですよね・・・。

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