練馬区桜台 Y邸の換気風量測定

7月17日付のアセットフォー日記となります。

今日の練馬・板橋も晴れ。

明けましておめでとうございます。

ようやく、梅雨が明けました。

少しくらい暑くても、梅雨さえ明ければ気になりません

外作業、頑張ってもらいます。

でも今回は、練馬区桜台6丁目に建つ『FPの家 Y邸』の話です。

外作業は、全く関係ありません。

朝一番、確認検査会社の検査員による『完了検査』を行いました。

指摘事項無し、無事合格でした。

そして、そのまま作業をさせて戴きました。

エアコンの効いた室内での作業、じつに快適でした。

ご入居前のお約束事、『換気風量測定』を実施したんです。

その様子を簡単に、ご紹介したいと思います。

あまり見る機会もないと思うんですよね。

今回は、ダクト式第1種熱交換型換気システムを採用しました。

一般的な換気システムの熱交換は、上イラストのような熱交換素子を利用しています。

ここに給気と排気を通し、排気に含まれる熱を給気に移して省エネを図るのが目的です。

熱交換素子の素材は、以前は和紙でしたが現在は樹脂が多いようですね。

でも弊社が採用する熱交換型換気システムの素子は違います。

上イラストのような金属製の丸い筒状の素子を利用し、それをゆっくり回します。

ロータリー金属素子なんて、言い方をしているようですね。

熱交換率は、あまり良くありません。

でも金属製の為、臭い移りや結露によるカビの心配もありません。

だからお風呂やトイレの換気を一緒に行うことが出来ます。

局所換気と言われる、こうした換気を別経路で行うなんて弊社ではあり得ません。

理由は、書きませんが・・・。

では、本題に戻りたいと思います。

まず最初に行うのが、排気口の開度調整です。

写真は、天井に設置された排気口です。

ここから汚染空気が排出されます。

外すと、こんな風になっています。

真ん中のデベソを回すと空気の流量を調整できる仕組みです。

設計時、全ての排気口には『開度』が設定されています。

本体からのダクト径と配管長さ・曲がり数などによる圧損を考え、必要風量を得るための流量を得るための目安です。

これを見ると『-8.2mm』なんて書かれています。

これって、外側のフレームとデベソの高さを示しているんです。

『-』表記であれば、外側フレームよりもデベソの方が引っ込んでいる事を示します。

デベソを掴んで回せば開度は変わります。

左に回せば開度が『+』になり、風量が増えます。

右に回せば『-』になり、風量が減ります。

定規を2枚使って距離を測れば、開度調整完了です。

全ての排気口の開度を調整したら、同様に給気口の開度を調整します。

これも下の皿を回すと、開度が変わります。

風向きも調整できるので、壁に向かわないようにします。

全ての給気口の開度調整が終わったら、次の工程に進みます。

コントローラーの交換です。

写真は換気システム近くに設置されたアナログタイプのコントローラー(以下、アナコン)です。

家のマークを押す事で、風量を3段階選択する事が可能です。

弱・中・強という感じです。

実は、この換気システム、給気・排気共に風量を細かく設定する事が可能なんです。

でも、その設定方法が分かりにくいんです。

そこで設定時だけコントローラーを交換するようにしています。

こんなコントローラーです。

画面が真っ黒で、何もわかりませんね。

デジタルタイプのコントローラー(以下、デジコン)なんです。

これを取付ける為に、アナコンを一旦取り外します。

そして、デジコンを取付けます。

壁から取外し、コネクターを繋ぎ変えるだけですから簡単です。

そして本体の扉を開け、コネクターを挿し替えます。

挿し替え前。

そして、挿し替え後です。

間違いさがしのようですね。

白いコードの先のコネクターの位置が違っているのが、わかるでしょうか

コネクターを挿し替えると、デジコンに表示が出ます。

そしてしばらく待つと、さらに変わります。

これにて、準備完了です。

いよいよ、風量測定器の出番となります。

これを排気口に当て、風量を測定する訳です。

まずは、デフォルト(出荷時)の状態で全体風量を測定しました。

設計風量に比べて風量不足という結果でした。

ここで、デジコンの出番となります。

モーター出力を上げ、デフォルトの給気量・排気量を上げました。

必要風量に対する現状の風量がわかっているので、出力のアップ分もすぐにわかります。

例えば120㎥/hの必要量に対して90㎥/hしかなければ、25%出力が足りないことになります。

弱・中・強の給気・排気それぞれの出力が%で表示されるので、これに25%上乗せするだけ。

デジコンは操作が極めて簡単なんです。

出力アップした状態で、もう一度全体風量を測定します。

無事、合計風量が必要風量を越えていました。

今度は、排気口ひとつひとつの風量を調整します。

始めに調整した開度を変えながら、風量を合わせればいいんです。

無事、全ての排気口の風量を調整する事が出来ました。

デジコンをアナコンに戻し、本体の蓋を閉めて、風量測定完了です。

本来はデジコンを設置したいんです。

でもバグが発見され、未だに対策が為されていないとの事。

もうしばらくは、アナコンを使い続けるしかないそうです。

換気システムは、設置して終わりではありません。

キチンと機能している事を確認し、機能していなければ是正する必要があります。

メンテナンスも重要です。

だから、メンテナンスの簡単な機器を選ぶ必要があるんです。

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