畜エネを考える。

弊社も10年程前までは、太陽光発電を積極的にお勧めしていました。

昨日の拙ブログに書いた通りです。

その頃設置した方からの電話が、今でも時々来ています。

既におわかりの方もいると思います。

そう、2017年に施工された改正FIT法(固定価格買取制度)による影響です。

『固定価格買取制度』、正式名称は『電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法』と言います。

2012年に創設された太陽光・風力・地熱等の再生可能エネルギーで発電した電気を、国が定めた価格で一定期間買い取り続けることが電力会社に義務付けられている制度です。

再生可能エネルギーの普及を目的として開始されましたが、電力会社の買取価格は、決められた期間中は変動することなく、家庭用太陽光発電(10kW未満)は10年間、地熱発電は15年間、事業用太陽光発電(10kW以上)・風力・水力・バイオマス発電は20年間、買い取ることが決められています。

そしてこの法律が2017年に改正され、『改正FIT法(再生可能エネルギー特別措置法の一部を改正する法律)』となりました。

またこの改正により2017年4月から新しい固定買取制度がスタートしていますが、買取価格がびっくりする位安いんです。

「こんなに安いんなら、売るのはやめて自分で使おう

そう思う方がいても不思議ないでしょ

弊社の場合、狭小地に建つケースがほとんどの為、屋根に載せるPVはせいぜい3.0kW程度です。

当時あったオール電化契約では深夜料金が安かったため、エコキュートとの組み合わせにより、この程度載せていれば年間の電気代はほぼゼロ円になっていました。

電気代が高騰し、昼間の買取価格がタダ同然になれば、当然ゼロ円ではなくなります。

不満に思うのもわかります。

とは言え、10年間は太陽光メリットを享受出来ていた訳です。

怒っている人はいません。

いくつかある改正FIT対策の中から、ご自分で選んだ対策が正しいのかどうかを確認したいという電話がほとんどなんです。

大抵は蓄電システムの設置を検討しているようです。

『畜エネ』って奴です。

これを利用して太陽光などのエネルギーを充電します。

災害時の停電対策にもなるし、太陽光発電と組み合わせる事で、余った電力を夜使うことが出来ます。

でも、問題は費用対効果です。

とにかく高い

しかも寿命も短いんです。

蓄電池にも種類があります。

現在主流のリチウムイオン電池の場合、約4000サイクルが寿命です。

毎日使用するとして、耐用年数でいえばおよそ10年が一つの目安となるでしょう。

仮に設置に200万円掛かるとすれば、1年当たり20万円に相当します。

どう考えても、割に合わないでしょ

大容量のPVを載せていればペイする事もあるでしょう。

でも弊社OB宅の場合は、ペイ出来ません。

補助金を利用出来ても、『焼け石に水』という感じです。

そもそも深夜電力は比較的安価な為、貯めた電力に替えてもメリットは少ないんです・・・。

電気の購入先変更も視野に入れつつ、熟慮する必要を感じます。

私自身は、まだ早いと答えています。

もっと安くなってから導入すれば良いのでは

それまでは、電気の使い方で対応してみましょう

食洗機や乾燥機などの消費電力の大きい家電を太陽の出ている時間に利用する。

炊飯器を昼間利用する。

スマホなどの充電を昼間行う。

探せば、まだあると思います。

電気自動車への買い替えや、ソーラーチャージ機能のついたエコキュートへの買い替えも良いと思います。

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