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先日、娘の授業参観に参加させて戴きました。

実は初めての体験なんです。

色々と新鮮な驚きがありました。

その中でも、特に強烈だったのがコレです。

コロナの影響なんでしょうね、教室の窓が全開でした。

私の幼少時代の暖房器具と言えば、ダルマストーブでした。

でも最近は、エアコンなんですね。

窓を開けていると、全然暖かくありません。

そのせいか児童たちは、室内にも関わらず上着を着こんでいました。

見学しているママ達もコートを脱いでいません。

「寒い、寒い・・・。」

そんな囁き声が、アチコチで漏れていました。

 

教室にエアコンが付いているという話は、以前から聞いていました。

夏は涼しくていいよね。

でも冬はどうなんだろう・・・。

そう思っていました。

だって、窓はシングルガラスのアルミサッシでしょ。

コンクリートの床や壁、天井も冷たいに違いない・・・。

こんな環境でエアコン暖房なんて、絶対寒いでしょ。

だって、断熱性能の低い住宅と変わりません。

コールドドラフトの影響で、足元から寒さがヒシヒシと伝わってくる筈。

しかも窓全開です、もっと酷いに違いない・・・。

エアコンは、熱対流を利用した暖房器具です。

室内の空気を暖めることで暖を採る訳です。

こんな断熱性能の低い環境で使っていれば、イラストのような現象が日常化します。

まして窓を開けて換気をすれば、せっかく暖めた空気が逃げてしまいます。

暖かい訳ないんです。

どうせなら換気システムも導入しておけば、良かったのに・・・。

本気で、そう思いました。

ダルマストーブなら、まだマシだったのに・・・。

ダルマストーブは、熱対流と熱輻射を利用した暖房器具だからです。

開放式の暖房であれば、必ず換気が求められます。

燃焼時に発生した二酸化炭素を排出しなければ、燃焼不良を引き起こし、一酸化炭素中毒を招くかもしれません。

結局、窓を開ける事になります。

でも大丈夫なんです。

対流による空気暖房の効果は、エアコン同様期待出来ません。

でも輻射熱により、ストーブが見える位置に居る事で暖かさを得る事が出来ます。

回りの空気が冷たくても、我慢できると思います。

そんな事を考えつつ、娘の授業風景を観察していました。

しょうもない親でしょうか？

みんなが寒がっている中、私だけが用意していた上着を着ずに、シャツの袖を捲って暑がっている・・・。

そんな状態が45分、続きました。

寒いと聞いていたので、いつもより暖かい恰好をしたんですよね。

失敗でした。

寒いとはいえ、現場よりは暖かかったんです。