少し遠い現場のお話です。

アセットフォーは地域密着工務店ですから、創業以来、施工範囲は「車で15分以内の地域」に限定しています。

それは、お客様へ『よりクオリティの高い住まい』をご提供したいから・・・。

そして施工中はもちろん、建てた後も末永くサポートさせていただきたいから・・・。

でも時には、少し遠い現場もあります。

今回は仕事仲間からご紹介戴き、少し遠い現場を請け負うことになりました。

杉並区阿佐ヶ谷北に建つ『FPの家 S邸』です。

今は解体工事の真っ最中

平成12年に建てられた建物の様子を、少しだけご紹介したいと思います。

壁に充填されているのは厚さ100mmのグラスウールです。

いわゆる『耳付きグラスウール』。

ガラス繊維の室内側に防湿フィルム、外気側に穴明きフィルムが貼られています。

こんな外観をしています。

皆さんがイメージするグラスウールは、たぶん耳付きグラスウールだと思います。

断熱材の両端に耳があり、ここを躯体に留め付けることで室内からの湿気を遮る防湿層とすることが出来ます。

一方、最近はこんなグラスウールが増えています。

耳付きグラスウールのようにフィルムに包まれていません。

裸のグラスウールをそのまま充填します。

そして、後から防湿・気密シートを上に貼ります。

双方の違いは、単に施工性です。

施工性≠簡単施工、単に簡単に施工できるという訳ではありません。

正しい施工を行いやすいという事なんです。

だから、施工性の違いは性能の差になります。

この辺りの事を説明したいんですよね・・・。

でも今回は割愛します。

 

ちなみに密度は10kg/㎥(10kと表示)でした。

密度という方もいると思います。

各辺が1.0mの立方体の体積は1.0㎥となります。

1.0㎥のグラスウール重量が10kgであれば、密度は10K。

16kgであれば、16Kとなります。

グラスウールの密度と断熱性能の関係を示したグラフです。

密度が増えるに従い断熱性能が良くなりますが、60kg/㎥くらいから変わらなくなります。

以前は10kが使われていましたが、最近は16kが当たり前

より性能の高い『高性能GW』を採用するケースも増えています。

例えば厚さ105mmの高性能GW16Kの断熱性能は、厚さ138mmのGW10Kに相当するんです。

どちらも厚さ105mmの壁の中に納まります。

そう考えると、少し物足りないでしょ

建築時には、既に次世代省エネルギー基準が施工されていました。

GW16Kを使っていても不思議ないのになぁー・・・、と思います。

しかも、こんな施工をしています。

耳を間柱の側面に留め付けているんです。

実は、この時期の現場では良く見掛ける施工方法なんです。

でも本来は耳を間柱の上に留め付け、隣の断熱材の耳をその上に重ねる必要があります。

写真のような施工をしていると、壁の中を空気が上昇する事になります。

熱は高いところから低いところに移動します。

冬季に暖房された室内の温度は、外気よりも高いでしょ。

断熱材の内側に隙間があれば、その空気は徐々に暖かくなります。

室内の温度が移動するからです。

という事は、熱を奪われた壁がひんやりします。

そして暖められた壁の空気は軽くなり、上に上がります。

上に上がった空気は、天井裏に上がり隙間から外に出てしまいます。

壁の中の空気は薄くなりますから、床下やコンセント回りの空気を引っ張ります。

イラストのような壁って、断熱材の効果が期待できないんです。

しかも筋交い周りの施工が極めて雑

ここも暖かい空気の逃げ道になります。

そうそう、写真撮るの忘れちゃったけど、窓周りには断熱材が入っていませんでした。

本来は、断熱材の端材を入れなければならないんです。

悪い施工例のオンパレードですね・・・。

そもそも繊維系断熱材って、施工の丁寧さにより断熱性能が随分違うんです。

今回の断熱材も、正しく施工すれば100%の効果が期待出来ます。

でもギュウギュウと詰込み過ぎると、84%の効果しか期待できません。

間柱の際に耳を取付けた場合であれば、46%の効果

せっかくの断熱材も台無しなんです。

壊す前にサーモカメラで覗いてみれば良かった・・・。

きっと真っ青だったんだろうなぁー。

少し後悔しています。

天井には、厚さ50mmのロックウールが充填されていました。

どうせやるなら2枚重ねれば良いのに・・・。

1枚だけでは、明らかに性能不足ですよね。

だって厚さ50mmのロックウールって、厚さ62mmのGW10Kに相当する断熱性能しかありません。

75mmの製品もあるので、こっちを使えば良かったのに・・・。

床の断熱材は不明です。

おそらく、厚さ60mm位の発プラ系断熱材が使われていると思います。

後日、確認したいと思います。

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