練馬・板橋で注文住宅を建てるなら地域密着の工務店アセットフォー

3月12日付のアセットフォー日記です。

今日の練馬・板橋の天気は晴れ、最高気温も20℃を越えました。

暖かいというよりも、暑いくらい・・・。

練馬区桜台1丁目に建つ『FPの家　K邸』では、現場をお休みして見学会の準備を行いました。

今回、行うのは構造現場見学会。

高性能サッシ＆木製玄関ドアや、断熱＆気密施工をじっくりと見てもらいます。

いつもは透湿防水シートを張ってから見学会に臨んでいますが、今回は敢えて耐力面材表しのままで見てもらいます。

たまには、耐力面材の事をアピールするのも良いでしょ？

弊社の場合、かなり昔から外壁に耐力面材を張るようにしています。

時代と共に、色々な種類の面材を使いました。

針葉樹合板から始まり、ノボパン→ノボパンⅡ→ハイベストウッド。

時にはスポットで、ダイライトも採用しました。

各製品それぞれに、長所もあれば短所もあります。

使ってみないとわからない点も多いんですよね・・・。

そして現在、EXハイパーを採用しています。

青い耐力面材です。

こんなマークが印字されています。

せっこう系耐力面材に分類されるようですね。

メーカー曰く、石膏ではなく『せっこう』なんだそうです。

吉野石膏のHPを見ると、こんな特徴が書かれていました。

①せっこう板に、高防水・高防カビ性能を付加した外壁下地用耐力面材です。

以前から興味を持っていましたが、基材がせっこうだけに吸水が心配でした。

水を吸って、本来の性能が発揮できなければ意味がありませんから。

でも試験結果を見ると、問題なさそうです。

私の手元にも試験後の供試体がありますが、従来の石膏ボードと比べると明らかに吸水性が低いようです。

表面に貼られた耐水紙のお陰で、表面からの浸水にも強くなっています。

私もサンプルを貰って、しばらく水に漬けていましたが全然問題なさそうでした。

②せっこうでできている無機質系面材は、木質系面材と比べて火に強く、燃えにくい建材です。

これが外壁の下地として張られていれば、ますます火災時の安全性が高まります。

③湿気を通しやすいため、通気層から外部に湿気を放出する事で結露の発生を抑制する事が出来ます。

④壁全体で力を受け止めるため、耐震性・耐風性の向上が図れます。

⑤膨張・収縮など寸法変化が小さいため、施工後の不具合が生じにくい建材です。

ねっ、なかなかスグレモノでしょ！

ここには書いていませんでしたが、せっこう系面材は木質系面材と違い防蟻処理が必要ありません。

日本で販売されている透湿防水シートって、防蟻剤に含まれている界面活性剤が付着すると防水性が著しく低下します。

だから、耐力面材に防蟻処理をしない工務店も多いんです。

でも木質系面材であれば、防蟻処理を省略すればシロアリに食べられるかもしれません。

そんなのナシでしょ！

折角の耐力面材が食害で本来の耐力を発揮できないなんて、あり得ません・・・。

こんな事がないようにするには、次の選択肢から最低ひとつを選ぶ必要があります。

①界面活性剤による防水性の低下がない防水シートを採用する事。

②防蟻処理の必要ない面材を使う事。

EXハイパーの採用が、これに当たります。

ちなみに弊社では、①も実施しています。

そのために、木質系面材の採用を諦めました。

だから、安心なんです。

あっ！採用に踏み切った理由が、もうひとつありました。

価格が安いんです。

でも、重いんですよね・・・。

9mm×910mm×3030mmのボードが1枚で、21kgもあるんです。

１つの現場で使う耐力面材は、およそ90枚です。

全部合わせれば、1.9ｔ！

大工さんに、申し訳ない・・・。

でもモデルチェンジ前のEXボードは、1枚26kgもあったんです。

全部合わせれば、2.3ｔ！

これを使っていた大工さんは、「ずいぶん軽くなったね。」なんて有難がっていました・・・。

大工さんが一生懸命に張ってくれたEXハイパーです。

しかも、こんなに優れた特徴をもっています。

でも一般の方の眼に留まる事はありません。

いわゆる『日陰の身』なんですよね・・・。

だったら、見学会で見て貰えばいいじゃん！

という訳で、お披露目する事にしました。

是非、現場見学会にご参加ください。

気密施工の様子や高性能窓を実際に見ることが出来ます。

触っても構いません。

断熱材に触る機会なんて、そうそうあるものではないと思います。

是非、この機会をご活用ください。

1組づつ、1時間けてご案内させて戴きます。

完全予約制につき、事前連絡が必要です。

まだ、枠が残っているようですよ・・・。

弊社HPからお申込みいただけます。

是非、ご参加ください。

スタッフ一同、心よりお待ちしています。