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シックハウスの原因となるのは、室内の換気不良や建材などから出る有害物質による居住空間の汚染です。

有害物質と言えば、ホルムアルデヒドを始めとするVOC（揮発性有機化合物）や各種硫黄・窒素酸化物、ダイオキシンで代表される塩素化合物になります。

VOCと言えば、良くないものと決めつけたくなりますが、悪いものばかりではありません。

フィトンチッドや香り成分など、ひとに快適さを与える物質もあるんですから・・・。

悪いVOCを挙げてみましょう！

①合板・木質ボード・複合フローリングの製造に使用する接着剤や、壁紙施工用の接着剤に含まれるホルムアルデヒド。

②塗料や現場施工時に使われる接着剤には、トルエン・キシレンが使われています。

③木材の防腐・防蟻剤や土壌処理剤に含まれる有機リン酸系やピレスロイド系の殺虫成分。

④塗装木材の塗膜やビニールクロス、表面材料として使われる合成樹脂に使われる可塑剤は環境ホルモンと呼ばれる成分を含みます。

これらの物質は種類が多いだけではなく、これらを排除・除去する事が非常に難しく、人体への影響についても感受性の多寡があるため、許容できる濃度も明確になっていません。

とにかく使用を控える事。

そして換気を行うことが重要です。

①と②は、その使用量が法制化しています。

でも③と④は、実質野放し状態のままです。

使用者側が自衛するしかないんですよね・・・。

大人に比べると、子供に与える影響はさらに大きいそうです。

大人が、ちゃんと守ってあげないといけないと思います。

その点、自然素材を多用した家は比較的安全だと思います。

昔の家にはシックハウスなんて、なかったでしょ？