水道配管が基礎から出ていて格好悪い!と言われる事があります。

弊社では、水道配管を耐圧盤の上に転がします。

その為、基礎の立ち上がりから塩ビ管がニョキッとでてしまいます。

これが恰好悪いんですよね。

だから、時々聞かれます。

「どうにかなりませんか

でも残念ながら、良い対策がないんです。

見える場所には配管しない

実際のところ、これしかありません。

だってコレ、実はシロアリ対策なんです。

 

地面で活動するシロアリには、嫌いなものがあります。

一番わかりやすいのが『毒』です。

合成殺虫剤やホウ酸が、これに該当します。

食べれば死んでしまいます。

檜の土台はキライなんじゃないの

と言う声が聴こえてきます。

芯持ち材に限って言えば、確かにそうです。

でも上表の耐蟻性大にある木材は、もっと大嫌いなんだそうです。

でも、食べるものがなければ食べちゃうそうですね。

ケーキが好きで煎餅が嫌いな人がいたとします。

普段はケーキばかり食べて、煎餅は食べません。

でもお腹が空いている時に、ケーキがなく煎餅があれば、煎餅を食べちゃうでしょ

別にお腹を壊すこともありません・・・。

もちろん食べても死にません。

乾燥は苦手のようですね。

湿った木材や紙が大好物のようです。

また体表面が乾くのを嫌がるので、日光や風を苦手としているそうです。

その為、イラストのように日光や風に当たることなく基礎内に侵入出来る隙間は危険なんです。

シロアリにしてみれば、直通通路といったところでしょうか。

でも地面から上にある隙間であれば、そこに辿り着く前に風や日光に当たってしまいます。

だから配管の貫通部は、地面よりも上にした方が安全なんです。

基礎にはモルタルを塗り付けます。

だから安心なのでは

と思った方もいると思います。

でも基礎とモルタルの間には若干の隙間が発生する事があります。

隙間が1mmもあれば、難なくすり抜けてしまうんです。

同様に、基礎の立ち上がりと耐圧盤の接合部からも侵入する危険があります。

水抜き穴だって同様です。

弊社ではシロアリ対策を採った水貫穴を採用しているから大丈夫

そう言いたいところですが、そうはいきません。

コンクリートとパイプの間に隙間があれば侵入を許してしまいます。

そこで、こんなモノを使ったシロアリ対策を実施しているんです。

ボレイトフィラーと言います。

ホウ酸が含有したパテです。

施工性が良く、いつまで経っても硬くなりません。

こちらは、ボレイトシールと言います。

ホウ酸を含有した水性シーリング剤の為、施工性が良く、いつまで経っても硬くなりません。

これらをシロアリの侵入するかもしれない隙間に充填する事で、建物をシロアリから守っている訳です。

水道配管回りにボレイトフィラーを充填。

よく見るとセパ金具にもフィラーが充填されているでしょ

水貫穴回りにボレイトフィラーを充填。

水貫穴自体にはステンレス網が付いているので、侵入を防ぐ事が出来ます。

念の為書いておきますが、弊社は床断熱を採用しています。

よって基礎内部は外扱い

万が一侵入しても、即危険という訳ではありません。

また基礎パッキング工法を採用しているので、基礎内には常時風が吹いているんです。

仮にフィラーやシールを突破出来たとしても、風を嫌って出ていくかもしれません。

基礎断熱工法の場合は、この点が心配なんですよね。

断熱材内部をにトンネルをつくれば、風に当たる事に無く躯体に到達する事が出来ます。

そして断熱材表面を見ても、シロアリ被害を見つける事が出来ません。

やはり基礎断熱を行うのであれば、基礎の外側に防蟻断熱材を張り付けるべきだと思います。

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