天井の上に断熱材を厚く吹込む仕様も用意しています。

弊社は『FPの家』しか、つくりません。

FPの家の断熱材と言えば、言わずと知れた『FPウレタン断熱パネル』です。

これを屋根や天井・外壁・床に充填し、開口部には高性能断熱窓を採用。

一定以上の外皮性能を確保し、気密性を高めて、機能する計画換気を実現すれば『FPの家』になります。

でも天井に限って言えば、FPウレタン断熱パネルを別の断熱材に代替する事も可能です。

杉並区阿佐谷北3丁目の『FPの家 S邸』では、天井に厚さ400mmのセルロースファイバーを吹き込む事にしました。

セルロースファイバーは、天然繊維(パルプ)で出来た断熱材です。

古い新聞紙をリサイクルして作っているので、住む人と地球環境に優しく、アメリカでは最も使用されているそうです。

以下、ウェルネストホームのhpより、セルロースファイバーを使うメリットを抜粋・転載してみました。

  • ①高い断熱効果により、夏は涼しく冬は暖かい家を実現する
  • ②地球や人に優しいエコロジー資源である
  • ③湿気を吸うので快適な温度をキープできる
  • ④結露やカビを予防でき、家が腐ることを防ぐ
  • ⑤シロアリやゴキブリといった害虫予防ができる
  • ⑥高い防音性能で静かな家を実現できる
  • ⑦高い防火性能で火事に強い

断熱材自体の断熱性能は、それほど高くありません。

でも厚く吹くことで、高い断熱性能を確保することが出来るんです。

例えば、弊社が使うFPウレタン断熱材の熱伝導率は0.020W/m・K、厚さが105mmであれば熱抵抗は5.25になります。

これに対してセルロースファイバー25Kの熱伝導率は0.040W/m・K、厚さが400mmであれば熱抵抗は10.00です。

後者の方が前者より、およそ1.9倍も断熱性能が高くなります。

凄いでしょ

    しかも、値段はセロースファイバーの方が安いんです・・・。

    ②については、いう事ありません。

    何しろ、国産新聞紙のリサイクル品なんですから・・・。

    でも回収されたセルロースファイバーのリサイクルは、ほぼ再利用されていません。

    洗浄後、補助燃料として利用されるようですね。

    コスト的な問題らしいです、残念・・・。

    ③④も、まさに、その通り

    他の繊維系断熱材と違い吸湿だけではなく放湿もするので、施工を間違えなければ大変ありがたい断熱材だと思います。

    ⑤⑦は、添加されているホウ砂に由来しています。

    以前に築23年超のお宅を解体した際に、天井に吹き込まれたセルロースファイバーのホウ砂の添加量を調べた事があります。

    もちろん、充分な量が残っていました。

    化学薬品のように揮発せず、いつまでも効果を発揮してくれるのが天然由来のホウ砂の特長です。

    但し火事の再には、天井板と一緒に気密シートが落ちてしまい、防火性能を発揮出来なかった事例もあります。

    この点については、何らかの対策が必要かも・・・。

    ⑥についても、いう事ありません。

    吸音材としても、最高だと思います。

    長いホースを使って、天井裏に吹き込む工法です。

    一般的なマットタイプの断熱施工に比べて、断熱材相互の隙間を圧倒的に少なく出来ます。

    隙間のある断熱材とない断熱材を比較すれば、後者の方が圧倒的に効果が高いことは、掛け布団を思い浮かべればイメージ出来ると思います。

    また同様に、布団の厚さも重要だと思いませんか

    マット状の断熱材を1枚使うより、2枚使う方が効果が期待できると思うでしょ

    でも、注意しなければならない点があるんです。

    繊維系断熱材は、湿気を吸えば断熱性能が低下します。

    その為、イラストのように室内側に防湿層、外気側に透湿層を持っています。

    これらにより、湿気の侵入を防ぎ、侵入した湿気を排出するようにしている訳です。

    でも2枚重ねてしまうと、上に載せた断熱材の防湿層が下の断熱材の排湿を邪魔してしまいます。

    だから、こうした施工を行う際には、上の断熱材の防湿層を撤去するか、穴を明ける必要があるんです。

    これを忘れると、大変なことになるかもしれません・・・。

    また隙間を無くすために、イラストのような工夫も必要です。

    その点、セルロースファイバーの吹込みは安心です。

    室内側の気密層さえ、しっかり施工すれば隙間もないし、排湿を邪魔する事もありません。

    弊社では、軒先部に発泡プラスチック系断熱材を付加するようにしています。

    小屋裏への吹込みを行う際には、断熱材が屋根タルキの隙間から零れてしまう事を防ぐ必要があります。

    どうせ堰板を設けるのなら、ボード系断熱材にしちゃえという訳です。

    桁回りって納まりの関係で断熱材を厚く吹く事が出来ません。

    そこに厚さ100mmの断熱材を付加しておけば、安心でしょ

    これが、弊社における天井断熱施工バリエーションのひとつです。

    『FPウレタン断熱パネル』を使わない場合は、こうした施工を行う事で安心・快適を担保しているんです。

    https://www.assetfor.co.jp 

    posted by  Asset Red

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    上記をご確認ください。

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