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昨日は、弊社が賛助会員として参加している一般社団法人ロングライフ・ラボ主催の大人の社会科見学会に参加して来ました。

7月15日開催！石坂産業様工場見学（ロングライフ・カレッジ）

お邪魔したのは、埼玉県入間郡三芳町にある石坂産業㈱の工場です。

工場と言っても、普通の工場とは違います。

ここ、いわゆる産業廃棄物の中間処理施設なんです。

でも、ほとんどの廃棄物を資源化しています。

その再資源率は、ナント98％！

最終処分場に持ち込んで埋め立て等の処分をするのは、わずか2％というからオドロキです。

工場内もラインに沿って見学させて戴きましたが、普通の処理施設とは全く違っていました。

普通の処理施設って、高い塀に囲まれただだっ広い敷地内にゴミが山積みされています。

炎天下の元、山積みされたゴミにホースで水を掛けながら、ゴミを分類するのは大抵外国人なんですよね。

もちろん、埃がもうもうと立ち込めています。

でも、ここは違います。

全てのヤードに屋根がついているんです。

周辺への配慮と作業員の労働環境改善が理由との事。

見学中に見る社員の方々は、実に楽しそうで充実しているように見えました。

社員教育に力をいれているとの事。

みんなが社会のために役立っているという自負を持ち、そこに遣り甲斐を感じているそうです。

すぐ近くには里山を利用した三富今昔村という大規模施設が隣接しています。

ここも工場で再資源化された資材で構成されています。

また野菜や鶏なども育てていて、来場者に販売するそうです。

レストランで食べることも出来ます。

参加者全員で、地粉を使った手打ちうどんを戴きました。

きのこや野菜も、ここでつくられた物らしいですよ・・・。

ご家族で、のんびりとした一日を過ごされる方々も多いそうです。

https://santome-community.com/

hpのアドレスを貼っておきます。

興味を持たれた方はご確認ください。

ここ、以前は不法投棄されたゴミで一杯の山だったそうです。

これを石坂産業の皆さんが地域の方々を巻き込んで、ステキな里山にしています。

ウチも家族で行ってみようかな？

本気で、そう思いました。

使えば資源、捨てればゴミ！

昔から使い古されている感のある言葉ですが、まさに実感した一日となりました。

窯業系サイディングとガラスが再資源化の難しいゴミなんだそうです。

前者は知っていましたが、後者は意外でした。

リサイクル率高そうですよね？

昼食時に同じテーブルだった方が、大手ガラスメーカーの方だったので詳しく聞かせてもらいました。

ガラス製造時に出来る屑ガラスは、ちゃんと再利用しているそうです。

でも、一旦現場に出たガラスのリサイクルはほぼ全く行われていません。

ガラスってメーカーによって、レシピが違うんだそうです。

その為、メーカーやガラス種が違うと混ぜられないそうです。

こんなところでも、メーカー競争が仇になっているんですね。

同じレシピにすれば、資源化できるのに・・・。

産業廃棄物を出す側も、工夫をしないといけませんね。

再資源化しやすいモノを使うとか、ゴミを出さない工夫をするとか、ゴミの分別を徹底するとか・・・。

やる事はたくさんありそうです。

また、こうした取組みをしている石坂産業㈱を紹介するのも重要だと思います。

こんな素晴らしい取組みをしている企業が、こんな近くにある事をアピールしないなんて・・・。

もったいないでしょ？

気付きの多い一日でした。

見学を企画してくれたスタッフの皆さん、そして対応してくれたスタッフの皆さん、ありがとうございました。

良い企画だったと思います。