一般社団法人ロングライフ・ラボのシンポジウムに参加して来ました。

先日、弊社が加盟している一般社団法人ロングライフ・ラボのシンポジウムに参加して来ました。

第4回目に当たる今回は『持続可能な社会構築をめざすためのシンポジウム』。

畑こそ違えども、物凄いメンバーによる非常に濃密な話を聞かせて貰いました。

『あらゆるものを循環させる』をビジョンに掲げ、独自のPETケミカルリサイクル技術で『BRING Technology』を用いて回収した衣類とペットボトルをリサイクルして、地上資源を活用する世界を目指す。

こう題された㈱JEPLANの岩本美智彦氏の講演は、とにかく面白く、衝撃的だったんです。

リサイクル品を地上資源、石油や鉱物等を地下資源と位置づけし、地上資源を徹底的に活用する事で、地下資源の利用を徹底的に減らす。

これを実現する事で、差別や戦争を無くそう

そして大切な事は、しくみをつくる事。

習慣化して、いずれは文化にまで高めなければ意味がありません。

プラスチック系断熱材を使った家づくりを行っている弊社だけに、日頃からプラスチックを使う事に負い目を感じていたんです。

でもリサイクル率を高め、新たな石油資源を使用しなければOKという考えに力を戴きました。

ゴミの再利用には、とにかく大量の電気等のエネルギーが必要です。

でも、そのエネルギーを再生可能エネルギーでつくれば問題はないんです。

ナルホド・・・。

まずは出来る事からやろう

沢山の人が出来る事が良いよね

すぐ出来る事がいいよね

そして、ゴミにならない資源を使うようになったら、もっと良いよね

こんな事を楽しく熱く語って貰えると、力が湧いてくるでしょ

 

という事で、まずはウレタンのリサイクルの現状について調べてみました。

2018年にリサイクルせず、埋め立て・焼却したプラスチックごみは前年を14万トン上回り2000年以来の増加に転じています。

中国が輸入を規制した影響で、日本国内の廃プラが行き場をなくしているそうです。(R02.01.28/日本経済新聞より)

ウレタンも、この中に含まれていると思われます。

ご存知でしょうか

原油の約80%は燃料として使用され、直接エネルギーとして消費されています。

そして残りはプラスチック、その他の原料として使用され消費されます。

ウレタンも種々の用途で活用されますが、不要となったものは廃棄物として回収されます。

意外な事に、ウレタンのリサイクルは、かなり以前から工業的に実施されているんですよね。

例えば不要になった自動車のシートなどは粉砕・再成形して、シートクッション・カーペットの裏打ち材などに再利用されています。

また断熱材は化学分解により、元の原料に戻して再利用されています。

ここでウレタンにおける、3つのリサイクル方法を挙げておきます。

①マテリアルリサイクル・・・ウレタンをそのまま再生加工するリサイクル方法。

 ウレタンを粉砕し、必要に応じて接着剤を塗布。

 熱プレス成形などにより比較的容易に再生加工することが可能です。

②ケミカルリサイクル・・・ウレタンを化学分解・熱分解などで元の原料として回収するリサイクル方法。

 粉砕したウレタン分解剤添加・加熱することで元の原料に、ガス化することで化学原料に戻すことも可能です。

 また高炉還元剤としてコークスの代用利用も可。

③サーマルリサイクル・・・ウレタンなどプラスチックの最終的なリサイクル方法。

 不要になったウレタンを火力発電所のコークスなどの補助燃料として、直接燃焼させてエネルギーを回収する方法です。

ちなみに燃焼時のウレタンの発熱量は約7,000Kcal/kg。

燃料として使用されている石炭に近い数値なんだそうです。

窒素含有率も絹・羊毛などの天然物と比較して少なく、適正な設備・条件で燃焼すれば有毒ガスの発生は、天然物より少ないくらいと言います。

でも、折角つくったウレタンを燃やしてしまうのは勿体ないでしょ

個人的には、木材を燃やしてしまうのも勿体ないと思っています。

木材もウレタンも、木材・ウレタンとして徹底的に再利用しまくる事。

何度も使って、使えなくなったら、ケミカルリサイクルで対応

サーマルリサイクルなんて、リサイクルだとは思えないんですよね・・・。

ちなみにFPパネルであれば、解体時に外して新しい家でそのまま使う事が可能です。

木枠のついた断熱材なので、何度でも取外し・取付が可能なんです。

但し、サイズを合わせる必要があります。

そう、古着を使い回すイメージです。

断熱材も使い回す時代が来るのかなぁー。

来ればいいなぁー。

久々の日比谷でした。

もちろん、寄り道をして・・・。

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