「フィルムはチクチク予防です。フィルムがあればチクチクしなくて済むでしょ!」

今日は水曜日、アセットフォーはお休みです。

昨日・今日・明日で3連休なんです。

せっかくの休みですから、たまには断熱材について書いてみたいと思います。

多少、長文になっても問題ないでしょ

まずはグラスウール(GW)ロックウール(RW)など、繊維系断熱材です。

これらの断熱材には、細かな繊維が絡み合って出来た空気室があるそうです。

基本、空気室内の空気は静止しています。

動かない空気は熱の移動が少ないため、高い断熱性を発揮します。

これがグラスウールによる保温の仕組みです。

 

 

ちなみに空気の熱伝導率は0.026W/m・K。

そしてこれを包むガラス繊維と

バインダー(繊維同志を留める接着剤)の

熱伝導率は空気よりも悪くなっています。

ガラス繊維であれば、だいたい1.0W/m・Kくらいです。

ガラス繊維やバインダーは、伝導で熱の移動が行われます。

また空気室内の空気は、対流゛熱の移動が行われます。

この空気とガラス繊維、そしてバインダーの割合が断熱材の熱伝導率に大きく影響を与えていそうでしょ

でも、この話題は割愛します。

かなりマニアックな話になってしまうので・・・。

これってセーターが暖かいのと同じ仕組みなんです。

でも状況によっては内部空気に対流が発生し

断熱性能が低下する場合があります。

また、断熱材が濡れても断熱性能は低下します。

 

 

風が強い日は、セーターってスースーして寒かったりするでしょ

濡れれば当然冷たいし・・・。

繊維系断熱材を採用する際には、以下の4つの層が重要なんです。

 

 

 

 

 

①通気層・・・初期含水による水蒸気や侵入した雨水を排出すします。

②防風層・・・断熱材内部の空気移動を防ぎます。

③断熱層・・・熱移動による熱損失を防ぎます。

④防湿層・・・断熱層への水蒸気移動を防ぎます。

なお空気は水蒸気よりも分子が大きいので、防湿層が気密層を兼ねることになります。

上記4つの層がしっかりと担保されていなければ、繊維系断熱材は本来の能力を発揮出来ません。

その為に一般的な木造住宅では、様々な工夫が施されているんです。

通気層には、透湿防水シートが用いられています。

水蒸気は通すけど水は通さないという不思議なシートです。

この外側に通気胴縁を取付ける事で、シート外側と内側には気圧差が出来ます。

この気圧差により、内から外へ向かう水や水蒸気の排出ルートを確保できる訳です。

侵入した雨水は、透湿防水シートを超える事が出来ません。

でも躯体内の水蒸気は、シートを透過して外に排出されます。

このシートが防風層も兼ねてくれます。

風を通さないので、強風下でも断熱材内部の動かない空気に与える影響を小さくしてくれます。

問題は防湿層です。

防湿層は、断熱材の室内側に張られた防湿・気密シートによってつくられます。

とにかく断熱材の室内側に、水蒸気を透過しないシートを使い隙間なく塞ぐ必要があります。

シートも様々な製品が出ているので、性能に応じた製品を選択する必要があります。

例えば・・・

フィルムに包まれた断熱材を用いる場合もあります。

関東地区では、まだまだ、このタイプが多いかも知れません。

耳付き断熱材なんて呼ばれる事もあります。

断熱材が一枚づつ袋に入っているので

そのまま躯体に留めるだけでいいんです。

フィルムが防湿・気密シートを兼ねている訳です。

ちなみに、この断熱材には裏表があるんです。

室内側のフィルムは厚く、水蒸気が通るような穴も明いていません。

でも反対側のフィルムは薄く、水蒸気が通りやすいように穴が明いています。

室内からの水蒸気侵入を防ぎ、透過した水蒸気を排出する為の仕組みです。

室内側にある耳を躯体に被せ、フィルム同士を重ねるのがポイントです。

 

でも弊社では、このタイプを使う事はありません。

弊社で使うのは、このタイプです。

裸の断熱材を躯体に詰め、室内側に別張りシートを張って納めます。

 

 

一見すると、施工性が良いのは前者だと思うでしょ

でも実際に前者を施工してみると、面倒な点も多いんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グラスウールの施工状態と熱貫流率を挙げてみました。

良い施工状態にしたいのに、フィルムが邪魔で是正出来ない

なんて事が多いんです。

そんな時はフィルムを破きます。

だって破かないと、正しい断熱施工が出来ないでしょ

こんな場合は、破いたフィルムの代わりに別張りシートを張らなければなりません。

「せっかくのフィルムを破いて、わざわざ別張りシートを張るなんて、無駄じゃありませんか

「なんの目的で耳付き断熱材をつくっているんですか

「なんで耳付き断熱材を販売しているの

「ちゃんとした施工が担保されていると思いますか

メーカーに聴いた事があります。

その時の答えは、こんな感じでした。

「えっ、フィルムはチクチク予防です。」

「フィルムがあれば、チクチクしなくて済むでしょ

えっ、そうだったの・・・。

確かにチクチク予防には有効ですよね。

でも最近の製品はチクチクしないのでは・・・。

とも思いました。

あくまでも市場は耳付きを求めているそうです。

だから耳付き断熱材を供給しているに過ぎないとの事。

完璧な施工が出来れば、フィルムで防湿・気密施工をする事も可能でしょ

断熱欠損を防ごうと思えば、当然、別張りシートを張らなければならない部分も出て来ます。

あくまでもメーカーは、施工マニュアルに従った施工しかお勧めしていないそうです。

施工不良は施工者側の問題であり、製品に責任はないというお立場みたいです。

各地で施工研修も行っているし・・・。

そう言われると、何も言えません😢

あとは施工者の経験と良心に期待するしか無いんですよね・・・。

https://www.assetfor.co.jp 

posted by Hoppy Red

住所:東京都練馬区北町2-13-11  

電話:03-3550-1311 

東武東上線 東武練馬駅下車5分

ただいま、現場監督見習いを募集しています。

https://www.assetfor.co.jp/recruit/

上記をご確認ください。

練馬・板橋で注文住宅を建てるならアセットフォーへ資料請求
練馬・板橋で注文住宅を建てるならアセットフォーの見学会へ
  • 練馬・板橋で注文住宅を建てるアセットフォーのFacebook
練馬・板橋で注文住宅を建てるアセットフォーのホームページTOPへ