手間暇のかかる家は高くなるし、手間暇のかからない家は安くなります。

今日は水曜日につき、アセットフォーはお休みです。

昨夜はFPの家南関東グループのメンバーで親睦会を楽しみました。

もちろん2次会付です。

今日は『FPの家 I邸』の土台敷きを行うので、深酒はしなかったんですけど・・・。

今回は、普段あまりネタにした事のない事を書いてみようと思います。

ズバリ見積りについてです。

あくまでも、一般論なんですが・・・。

 

 

 

 

 

建物費用は大きく次の5つの費用に分かれます。

①材料費~

例えば5,000円/本の柱を100本使うので、500,000円という具合です。

でも野縁のように、12本で1梱包になっている材料であれば

梱包単位の金額となります。

500円/本の野縁を10本しか使わなくても

1梱包必要になるので500円×12本で6,000円になる訳です。

新建材等であれば、定価×値引き率(%)で表示する場合もあります。

余った材料は、一般的に返品出来ません。

結束後、搬出・運搬し倉庫に保管する事になります。

後日必要になれば、これを現場に運んで使います。

これが結構な手間なんです。

もちろん、費用もかかります。

②施工費~

加工・組立て・取付等に関わる手間賃です。

工事日数×一人当たりの日当で計算するのが一般的。

半日仕事であっても、1日分の手間賃が必要です。

3人で工事を行えば日当×3人の費用が発生します。

ここに別途、交通費・駐車料金等が加算されます。

場合によっては、工具の償却費や釘・接着剤・金物等

の費用が加算される事もあるようです。

③運搬費・搬入費・荷受け及び検収費・保管料~

運搬費は現場まで資材を運ぶ費用です。

これを建物内に運び入れるのが搬入費。

搬入された荷物を受取るのが荷受け。

数量不足や傷等がない事を確認するのが検収です。

一旦、倉庫等に保管するのであれば保管費も発生します。

最近の運転手は、荷物を運びません。

弊社では担ぎ屋を依頼し、荷受け・搬入を行います。

この費用がバカにならないんです。

また荷受け人がいないと、荷物は持ち帰りとなります。

状況よっては、事務所で受取って現場に運ぶ事もあります。

倉庫や事務所から現場に運ぶ費用も必要になる訳です。

最近は、搬入時に交通誘導員を配置する事も増えました。

トラックが長時間道路に停まっていると、色々な問題が起こるんです。

この費用もバカになりません。

④産業廃棄物処分費~

梱包資材や発生残材・ゴミを収集し、中間処分場へ搬入。

これを処分するための費用です。

⑤建設会社の経費

当然、これも必要です。

この中には、社員の給料や事務所家賃・光熱費・福利厚生費・各種保険費用や税金

将来への投資 等が 含まれています。

また下請けに発注する場合であれば、それぞれの工事費の中に、これが含まれています。

 

そして、それぞれの費用は次の2つの要素を持っています。

・材料の多寡および施工の量にかかわらず変動しない部分。

・材料の多寡および施工の量によって変動する部分。

この為、最低金額を設定し、この金額以下の場合であればこれを計上

これを超える場合であれば単価×数量で計上する見積方法も一般的になっています。

 

例えば④産業廃棄物処分費の場合を挙げてみましょう。

作業手順は以下の通りです。

現場に収集運搬車両で向かいます。

そして現場で発生した産業廃棄物(以下、資源ゴミ)を収集します。

そして収集した資源ゴミを中間処理施設まで運びます。

中間処理施設では、運んだ資源ゴミを分別し、それぞれの処理を行います。

この時、収集された資源ゴミがきちんと分別されているかどうかで処理費用が変わります。

弊社と契約している産業廃棄物処理設備では

収集・運搬で車(2トン車/4t車)1台当たりの金額が決められています。

2トン車×1台で22,000円という具合です。

別の現場に回って貰えば、1現場当たり4,000円程度の追加支払いが発生します。

また資源ゴミについては、種類別に体積当たりの処分費用が決められています。

例えば木くずであれば、14,000円/t。

金属くずであれば、3,500円/t。

廃プラごみであれば、56,000円/tという具合です。

また分別回収が出来ていない場合は、混載ごみとして割高になります。

 

弊社では『坪いくら』という見積はしていません。

図面を基に、個々の工事費を積み上げていきます。

手間暇のかかる家は高くなるし、手間暇のかからない家は安くなります。

採用する材料や施工方法によっても金額は掛かります。

だから、簡単に坪単価で算出なんて出来ません・・・。

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posted by Hoppy Red

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電話:03-3550-1311 

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上記をご確認ください。

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