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ダニのフンや死骸は、気管支炎やアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患を引き起こす原因のひとつと言われています。

だから、畳やカーペットを木の床に変えるだけでダニの数は激減します。

1㎡あたりのダニの数を調べた実験では、約78％も減少したことが報告されていました。

 

 

 

 

 

 

この実験では、集合住宅のリビングルームの床を畳あるいはカーペットから木の床に改装。

グラフは改装前6か月と改装後11か月の各月毎の各部屋の測定結果です。

床上およびカーペット・ソファー・ベッドのダニ数を比較すると

8月と9月の家の中の 1 ㎡あたりのダニ数の平均は104匹から23匹に減少していました。

 

また木材の持つにおい成分にも、ダニの行動を抑制する効果があります。

 

 

 

 

 

この実験では、ダニがチップに直接触れることがないように通気穴のある容器にいれチップの上に設置しています。

チップには、住宅や家具などによく用いられる木材として次の木材を選んでいます。

ヒノキ

ヒバ

スギ

ミズナラ

ケヤキ

クスノキ

その後、温度 25℃/相対湿度85％の環境で、72 時間後まで動いているダニ数を数え、割合を算出しています。

チップから発散される匂い成分には、ヤケヒョウヒダニの行動を抑制する効果があるそうです。

 

化学薬品ではなく自然由来の成分ですから、小さな子供にも安心ですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

木材に含まれる精油の含有量を挙げてみました。

これらが木材に樹種固有のにおいを与えているそうです。