断熱材の弱点克服!というチラシが入っていました。

今日は第3火曜日の為、アセットフォーはお休みです。

ちょっと、くだけた話を書いてみようかな・・・。

先日、事務所に商品サンプルが届きました。

 

 

 

 

 

 

 

アイスを買うと付いてくる銀色の袋も入っています。

プチプチシートもありますね・・・。

何枚かのチラシも透明の袋に入っていました。

『競合他社に差をつけろ!』

『断熱材の弱点克服!

『遮熱シート サーモバリアで高性能住宅へ

無作為に工務店に送ったダイレクトメールだと思います。

食いつく工務店もあるのかな

でも私は全く興味を持ちませんでした。

以下、チラシの内容を抜粋して挙げてみます。

 

.断熱材では停められないがあるって知っていますか

それは輻射熱です。

遠赤外線(電磁波)などの熱線によって伝わる熱(太陽熱・薪ストーブ・電気ストーブ・こたつ等)を指します。

建物内の熱移動は輻射熱・対流熱・伝導熱の3つの形で行われますが、輻射熱は熱の75%を占めています。

残りの20%が対流熱、伝導熱が5%なんだそうです。

ちなみに、輻射熱は遠赤外線によって伝わる熱。

対流熱は空気や水によって伝わる熱。

伝導熱は直接触れることによって伝わる熱となります。

対流熱・伝導熱による熱移動は断熱材で抑えることが可能です。

でも輻射熱による熱移動は、断熱材では抑えることが出来ません。

これを抑えることが出来るのが『遮熱シート』という訳です。

全体の75%を占める輻射熱対策を行わず、残り25%足らずの対流熱・伝導熱対策だけしていて良いんですか

というのが趣旨だと思います。

 

もちろん弊社でも、他社の遮熱部材は利用しています。

確かに、遮熱部材は輻射熱対策に有効です。

でも、この製品は利用していません。

使わなくても差別化出来ていると思うからです。

実は昔から、この手の広告はありました。

むしろ、もっとエゲツナイものもあったんです。

輻射熱対策をしていれば、断熱なんて必要ない

なんて書かれたものもあった位です。

でも遮熱シート自体は伝導熱を伝えてしまいます。

アルミって、かなり熱伝導率の高い物質ですから。

輻射熱はブロック出来ても、伝導熱はバンバン入って来るでしょ

シートだけで解決する訳ないんですよね・・・。

さすがに今回のチラシには、断熱材+遮熱材と書かれていました。

 

最後に、同封されていた体感グッズについて書きたいと思います。

私たちの手からも熱は方シュッしています。

これが輻射熱です。

 

 

 

 

 

サーモバリアが本当に輻射熱を反射しているかを確かめたいと思います。

まず、手を擦り合わせて手を十分に暖めます。

手を充分に暖めないと効果が得られません。

 

 

 

 

 

同封されているサーモバリアの袋の中に手を

差し入れてみましょう。

 

 

 

 

徐々に暖かさが伝わって来たでしょ

サーモバリアが手から放出された遠赤外線を反射して

輻射熱を手に返しています。

だから暖かく感じたんです。

 

 

 

 

面白い体感グッズでしょ

 

でも袋の外が寒ければ、袋自体も冷たくなってしまいます。

こうなると、袋は冷輻射で手の熱を奪ってしまいます。

袋が冷えないように、何らかの対策が必要になるんです。

これが断熱です。

遮熱+断熱で袋の中はポカポカになります。

でも隙間があれば、暖かい空気は逃げてしまいます。

隙間を塞がないといけません

これが気密性を高める理由です。

遮熱対策は重要です。

でも、それだけでは片手落ちというケースが多いんです。

同時に断熱・気密や通気対策を効果的に取らなければ、思うほど効果は上がりません。

上手に活かすことが出来れば、省エネで健康・快適な生活を送る事ができるんですよね・・・。

要は作り手の知識と技術という訳です。

注意点も挙げておきます。

遮熱シートは電磁波を遮蔽する事で輻射熱を反射します。

スマホやTVの電波も電磁波のひとつなんですよね・・・。

家中をスッポリ遮熱シートで包んでしまうと、電波が入って来ないため電話が使えない場合があります。

窓を開ければ大丈夫ですが・・・。

また電話会社に相談して、室内アンテナを立てる事で解決する事も出来ます。

この点は、ご注意ください。

突然入ってきた広告チラシ&商品サンプルでしたが、良いネタになりました。

結局、省エネ&健康快適住宅って簡単には実現できないんです。

だからこそ、工務店選びって重要だと思います。

選ばれる工務店になる為の弛まぬ努力が要求される訳です。

簡単に競合他社に差をつける事なんかできません・・・。

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posted by HoppyRed

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