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定期的に私の手元に届くパンフレットがあります。
iiGOEN いいご縁 FOR BUSINESS MQGAZINE
というパンフです。
小さく、ビルダー様・工務店様向け情報誌とも書かれています。
iG CONSULTINGという企業が発行しているようですね。
HPのアドレスを貼っておきます。
株式会社アイジーコンサルティング | 地球に選ばれる営みをつくる会社 – (ig-consulting.co.jp)
ご興味のある方は、ご確認ください。
いつからか、定期的に届くようになりました。
今回は、Vol.191(20254.3.1)の中から、『建設業者としての災害対策』という特集ページをご紹介したいと思います。
昨日の拙ブログの続きです。
建築事業者としての対策
建築時の対策と同時に重要になってくるのが、お引渡し後の『定期点検』を確実に行い、早期に劣化事業への対応を行っていくことです。
阪神淡路大震災における研究結果でもこのようにまとめられています。
土台・柱・梁といった構造部材における蟻害・腐朽の有無が家屋被害度に大きく関与していたことが明らかになった。
土台等の防腐防蟻措置の不適切、台所・浴室などの水廻りあるいは外壁モルタルの劣化、雨樋・バルコニー床からの漏水などの防水不良といった施工や建物の維持管理上の問題が蟻害や腐朽の主な原因になっている。
(中略)
木造家屋については、在来工法だけでなく、2×4、木質プレハブ系住宅についても、防水・漏水・内部結露等、壁体内部の構造部材の湿潤について保守点検・管理を怠らないようにし、構造部材の生物劣化が起こらないように努めなくてはならない。
(『阪神・淡路大震災における木造家屋被害と構造部材の生物劣化に関する研究』より抜粋)
私たちが普段行っている定期点検では、主に『外壁』『防水』『床下』からの劣化事象を発見することができます。
直接的に構造に影響するのではなく、結果的に外部からの『水』の侵入を許してしまうことで建物に大きく影響を及ぼすことがあります。
地震や災害を直接的に回避することは現実的ではありません。
しかし被害を軽減させることはできるのではないでしょうか。
お引渡しをゴールとせず長期的な維持管理をともに進めていければと考えます。
記事のご紹介は、ここまでとします。
これも、東日本大震災の後にも言われていました。
どんなに耐震性の高い建物をつくっていても、新築時の性能が維持できていなければ、本来の性能を発揮することはできません。
つまり漏水や内部結露等を防ぎ、建物を健全に保つ仕組みをつくる事も重要なんです。
弊社もこの研究成果を知り、木材劣化生物への対策を徹底する事にしました。
また同時に長期に渡る防水性能の維持を目指し、施工の徹底を図りました。
50年に及ぶ壁内無結露保証をアピールする重要性を改めて知る機会にもなりました。
他にも手を打つべきところは多々あると思います。
どこから手を打てばいいんだろう・・・。
暗中模索が続きそうです。
posted by AssetRed
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上記をご確認ください。