測定器のノズル先端を排気口中央の穴に挿し、風量を示す針を読めば良いんです。

豊島区で工事中の『FPの家 F邸』の話です。

先日、換気風量測定を行いました。

換気風量測定とは、読んで字の如し。

換気システムの風量を測定して、設計時の風量と差異が無い事を確認する事。

差異があれば風量調整を行い、設計時の風量に近づけなければなりません。

今回は第3種ダクト式セントラル換気システムを採用している為、こんな風量測定器を使って、個々の排気風量を測りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

マノゲージといいます。

ノズルの付いたホースを黒い方に挿し込めば排気量を、赤い方に挿し込めば給気量を測ることが出来ます。

一般的に風量は㎥/Sで表示しますが、マノゲージの場合はパスカル表示なんですよね。

そのため、イチイチ換算しなければならないのが珠に瑕なんです・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

測定方法は至って簡単です。

測定器のノズル先端を排気口中央の穴に挿し、風量を示す針を読めば良いんです。

でも測定の前に準備は必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず全ての自然給気口の蓋を全開放します。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして排気口の開度調整を行います。

設計時に設定された値を参考にして、グリル中央部についたプレートを回します。

開度は1~5まで0.5刻みになっていて、開度を大きくする事で排気風量が大きく出来ます。

全ての自然給気口の蓋を全開放し排気口の開度調整が終わったら、いよいよ風量測定開始となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

換気システムの風量コントローラーです。

黒いボリュームを回すと、風量を1~9まで変える事が出来ます。

まずは設計時のボリュームに合わせ、個々の排気口の風量を測定。

合計風量を確認します。

合計風量が設計よりも少なければ、ボリュームを上げます。

また多ければ、ボリュームを下げます。

全体の風量をちょうど良い値に出来たら、後は個々の排気風量を微調整します。

ここで再度、開度調整が必要になる訳です。

風量が足りない所は開度を上げ、多い所は開度を絞ります。

全体のバランスを見る必要があるので、何度も繰り返す事になります。

結構、手間がかかる作業なんです・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

私達は、毎日様々な物質を体内に摂り入れています。

その中に占める室内空気の比率は、ナント57%

ひとり当たりの摂取量は、約18㎏/日にも及ぶそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

これって、4畳半の部屋いっぱいの空気量に相当します。

その中に、汚染物質がウヨウヨしていたら・・・。

そう考えると、怖くなります・・・。

でも汚染物質って、なんなんだろう

 

 

 

 

 

 

例えば、ホルムアルデヒド。

ホコリやカビ。

ハウスダストも汚染物質ですよね

 

 

 

 

 

調べてみると、想像以上に多い事がわかりました。

二酸化炭素や一酸化炭素。

硫黄酸化物や窒素酸化物。

ホルムアルデヒド&VOC。

真菌・細菌・ダニ。

タバコの煙や粉塵。

臭気や水蒸気も汚染物質なんですね・・・。

これらを建物の外に排気し、室内空気を清浄に保つのが換気システムの役目となります。

でも設置すれば大丈夫という訳ではないんです。

設計&施工に不備があれば、計画通りの換気が行われない事も有り得ます。

だからこそ、換気風量測定を行う必要がある訳です。

「そんなに深刻にならなくてもいいんじゃない

なんて方もいると思います。

でも、コレを知ったら少しはヤバイと思う筈。

 

 

 

 

 

 

 

大人の場合、体重1kg当たりの必要空気は0.3㎥/日なんだそうです。

体重が60kgの人であれば、18.0kgになります。

でも子供の場合は、体重1kg当たりの必要空気が大人の倍の0.6㎥/日になります。

体重が20kgの人であれば、12.0kgになります。

つまり大人よりも子供の方が、室内空気の汚染の影響を受けてしまう訳です。

しかもに汚染物質って、床に近い方が高濃度なんです。

大人は大丈夫でも、子供にとっては危険かもしれません・・・。

やはり機能する換気システムって、健康住宅には必須だと思います。

その為には、換気風量測定も必須となります。

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