練馬・板橋で注文住宅を建てるなら地域密着の工務店アセットフォー

今日は水曜日。

アセットフォーはお休みです。

GWが長かったせいか、1週間がやたら長く感じました・・・。

さて本題です。

 

暑くなってくると、地面を這い廻る黒い虫が気になります。

そう蟻さんです。

シロアリと区別するためにクロアリと書いた方が良いのかな？

 

先日も、お客様から質問を受けました。

「ポーチにクロアリがいるんだけど、何か対策ありませんか？」

同じ日の午後、立て続けに2人に聞かれたんです。

確かに、クロアリが足元をウロウロしていました。

しかも影が重なるせいか、やたら大きく見えるんです。

クロアリって、気が付くと家の中に侵入していることがあるでしょ？

おそらく、玄関ドアの敷居辺りが侵入口だと思うんですよね・・・。

 

庭のお手入れをやらずにそのままにしておくと、雑草が生えてきます。

この季節は、凄い勢いで茂るんですよね・・・。

除草をさぼっていると、すぐにジャングル化します。

雑草が生えると、クロアリが巣を作ったりします。

そこに雨が降ったりすると、巣穴が雨水でダメージを受けるでしょ？

行き場を失ったクロアリたちが屋内へ避難することもありそうです？？？

 

確かに2件とも、すぐ近くに草花の茂っていました。

アプローチにインターロッキング等を敷き詰めていると、目地部分に孔が開いていたりします。

これ、アリの巣穴なんです。

 

 

 

 

 

 

 

ポーチタイルの下に巣をつくる事もあります。

 

 

 

 

 

 

 

あるOB宅のポーチタイルが剥がれてしまいました。

持ち上げてみると、中からアリがウジャウジャ！

そして砂の下地の中には、白い粒々が一杯ありました。

 

 

 

 

 

 

 

どうやら卵のようです。

働き蟻が必死に運び出そうとしていました。

目地もタイル下地も砂なので、巣をつくりやすいようです。

 

クロアリって、どう対処すればいいんだろう？

調べてみると、いくつかの対策があるようです。

①毒餌を撒く。

　クロアリの巣にいる仲間ごとまとめて駆除するのに役立つアイテムです。

　クロアリが現れる場所に置いておくだけで、後は勝手に食べてくれます。

　クロアリは毒エサを自分たちが暮らす巣の中まで持ち帰り、他のアリや幼虫そして女王アリに分け与えます。

　そしてそれを食べたアリたちが死滅していきます。

　ただし効果が現れるまでにある程度時間がかかりますので、即効性のある対策を求めている方には向きません。

②液剤タイプの殺虫剤を使う。

　クロアリに直接かけるタイプの殺虫剤です。

　クロアリはお互いに体をなめ合う性質があるので、殺虫剤がかかっていない他のアリまで退治することができます。

　屋外にいるアリの群れにかけておけば、巣の中のアリにまで効果を行き渡らせることができます。

③スプレータイプの駆除剤を使う。

　このタイプの駆除剤がいちばん手軽だと思います。

　しかも、わずかな時間で効果を発揮してくれます。

　ただし姿を見せない女王アリの駆除は難しく、その場にいるアリにしか効果は期待できません。

予防策もあるようなので、挙げておきます。

①クロアリを寄せ付けない。

　とにかく餌になりそうなものを溢さないようにしましょう！

　甘いモノだけではありません。

　小麦粉やお米、動物性たんぱく質も好んで食べるそうです。

　生ゴミや、溢した知るも要注意です。

　また、クロアリはエサを見つけると、道しるべとしてフェロモンをあたりに残しておきます。

　仲間を呼び寄せないために、クロアリが屋内に現れたら洗剤を付けた雑巾で床を拭いておきましょう。

②専用の忌避剤を撒いておく。

　忌避剤にはクロアリが嫌うにおいや成分が入っています。

　撒くだけで寄り付きにくい環境にしてくれます。

　自宅の周りに忌避剤を撒いておけば、クロアリの侵入を防ぐことができる訳です。

　また、忌避剤の代わりにレモンや酢などで代用することも可能です。

　レモンに含まれるクエン酸やお酢を嫌うため、一定の効果が期待できるようですよ。

 

でもクロアリって、シロアリの天敵でもあるんです。

意外でしょ？

クロアリには捕食者という一面あるようです。

シロアリを見つけると、集団でシロアリを囲み捕食します。

シロアリの皮膚は薄いため、クロアリより体の大きいシロアリであっても、軽々と持ち上げるそうです。

しかも噛んだまま、巣穴までズルズルと引き擦っていきます。

なんか怖いですね・・・。

動画を見つけました。

かなりグロイです。

ご興味のある方は、ご確認ください。

Bing 動画

クロアリがシロアリから家を守ってくれるのも事実なんです。

こう聴くと、邪険に扱うのもどうかと思います。

やはり人間も生態系の一部なんですよね・・・。