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現場から戻ってくると、机の上にYKKapのメディアレポート2024.7が置かれていました。
さっそくページをめくってみると、こんな文字が飛び込んで来たんです。
省エネ基準を導入済みは持ち家・新築で6割
太陽光発電の導入意欲は新築で13%、既存で18%
そして、こんなグラフが載っていました。
以下、トピックスページからの抜粋となります。
新築持ち家の約6割が省エネ基準適合について「導入・実践済み」であることが、環境省の『くらしの10年ロードマップ』の取組実践状況に関する消費者アンケート調査(第1回)で明らかになった。
『くらしの10年ロードマップ』とは、脱炭素の実現に向けて国民の行動変容やライフスタイルの転換を促すため、環境省が2024年2月に策定したもの。
脱炭素へのシフトに向けた課題や必要な方策・道筋を示している。
今回の調査は、ロードマップで掲げた
①住(外)
②住(内)
③衣
④買・食
⑤職
⑥移
⑦基盤
という7分野に関する取り組みについて
消費者の認知
意欲
導入・実践
の状況について調べたもの。
インターネット調査で全国の成人男女6500人から回答を得た。
「住(外)」関連についてみると、持ち家・新築居住者の58.8%と約6割が住宅の省エネ基準への適合を「導入・実践済み」とし、「導入意欲がある」の17.6%を足すと3/4が省エネ基準の導入に前向きな姿勢を見せている。
「知っていても意欲がわかない」は14.7%、「そもそも知らない」は8.8%である。
また、持ち家・既存居住者では「導入・実践済み」が39.6%。
「導入意欲がある」が24.3%と計6割超え、「知っていても意欲がわかない」が28.2%、「そもそも知らない」が7.9%であった。
持ち家・新築と比べ前向きな回答は少ないものの、着実に省エネ基準への適合が進んでいる。
以下、省略。
ようやく、ここまで来たか・・・。
と思う反面
「知っていても意欲がわかない」は14.7%
「そもそも知らない」は8.8%。
には驚きを隠せません。
前者は、生活に困らないお金持ち?
でも脱炭素の実現には協力して欲しいですよね。
後者に至っては、呆れて物も言えないといったところ・・・。
住宅事業者は、何も伝えてないのでしょうか?
省エネ性能の説明義務は、どうなってるの・・・。
いずれにしても省エネ基準適合住宅なんて、世界の住宅に比べればまだまだ低いレベルなんです。
省エネ基準適合住宅=冬季に自然室温が10℃を下回らない住宅
つまり暖房を稼働しなければ、家のどこかが10℃くらいになっている家なんです。
ちなみにご家族の健康を守る快適温度は21℃と言われています。
これを推奨温度と言います。
そして許容される温度は18℃となっています。
室温が16℃未満であれば、呼吸器系疾患に影響を受けます。
9~12℃であれば、血圧上昇や心臓血管疾患のリスク有り。
5℃以下であれば、低体温症を引き起こす危険大なんです。
英国保健省2009年次報告書に、こう書かれています。
自然室温が10℃では、ご家族の健康は守れません。
血圧上昇や心臓血管疾患のリスクが高まってしまいます。
だからトイレやお風呂、廊下等に連続暖房しなければダメなんです。
でも、こんな事をしたら暖房費が心配でしょ?
だからこそ、もっと性能の高い家にしなければなりません。
太陽光を載せているから大丈夫?
もっと高性能の家であれば、太陽光で創った電気を他のことに使えます。
省エネで高性能のエアコンを使えば大丈夫?
省エネで高性能なエアコンって、高いでしょ!
その割に、普通のエアコンよりも早く壊れてしまいます。
修理代も高いし・・・。
もっと高性能の家であれば、普通のエアコンで健康・快適に暮らす事が出来ます。
だから、基準適合住宅程度で満足したらダメなんです。
せめて断熱等級6くらい、可能であれば等級7の家を目指すべきだと思います。
日本の住宅って、まだまだなんです・・・。
posted by AssetRed
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電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
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