ちなみにキッチン付近のホルムアルデヒド濃度は0.302mg/㎥でした。

01月16日付のアセットフォー日記となります。

練馬・板橋の天気は曇り。

風もなく気温も昨日より高いんですが、日射が少ない分寒く感じました。

冬の日差しって重要ですよね。

午前中は外作業を行っていたんですが、手が悴んでしまいました。

休憩時に飲んだ缶コーヒー、温かくて有難かったです・・・。

 

朝一番、『FPの家 M邸』に顔を出して来ました。

目的はコレ

2個の測定バッジを室内に据え付けて来ました。

左がホルムアルデヒド、そして右が以下のVOC用です。

エチルベンゼン

トルエン

キシレン

スチレン

どれもが、いわゆる揮発性有機化合物。

空気中に一定量以上含まれていると、人体に害を為すといわれている物質です。

主に建物に使われている建材や接着剤、塗料から出てくると言われています。

このバッジを24時間静置する事で、空気中の放散量を測定する事が出来ます。

室内空気中に、一定以上の揮発性有機化合物が含まれているかどうかを確認する事が出来る訳です。

測定方法は至って簡単

リビングに置いた脚立の、床から1.2mの高さに写真のように取付けました。

大人が立っている時の口や鼻の高さくらいでしょうか。

測定マニュアルに従いこの位の高さに設置していますが、個人的にはもう少し低い位置に設置た方が良いのではと思っています。

上図のように、子供や赤ちゃんの口や鼻はもっと低い位置にあるからです。

揮発性有機化合物って下に溜まる事が多いんです。

子供達の安全を考えれば、下にすべきだと思います。

でもマニュアルには、こう書かれています。

③測定バッジは、部屋の中央付近で、床から1.2~1.5mの高さ(息をする高さ)に設置してください。

今までは、これを守っていました。

でも、やっぱり60cmくらいにバッジを設置しようかな・・・。

一日の呼吸量を比較すると、当然子供よりも大人の方が2.0倍以上多くなります。

でも、これを体重当たりの量で比較すると、子供の方が1.5倍以上多いんです。

それだけ影響も大きいと思われます。

子供って家にいる時間も長いでしょ

それだけ影響も大きいと思われます。

 

話を元に戻しましょう。

測定中は立入禁止となります。

入室した人が余計な物質を持ち込まないとは限りませんから・・・。

測定バッジは明日の朝回収します。

回収したら、その場で専用袋に入れて封をキッチリします。

そして必要事項を書き込んだ専用用紙を添えて、分析機関に送付します。

1週間~10日ほどで結果は届きます。

ねっ、簡単でしょ

費用だって、たいして掛かりません。

写真のようなIAQ計を利用する簡単な方法もあります。

マーベックスの室内空気品質を図る計測器なんですが、室温・湿度の他にホルムアルデヒド濃度やPM2.5・PM10の濃度を測る事が出来ます。

あっこれなら色んな高さのホルムアルデヒド濃度を確認出来ます。

測定バッジと併用するのも良いかな・・・。

ちなみにキッチン付近のホルムアルデヒド濃度は0.302mg/㎥でした。

環境ランクは『優良』に当たります。

かなり大雑把な気もしますが、簡単に計測できるので、コレもアリかなとは思います。

ホルムアルデヒドって、意外な所で大量に放散していたりします。

例えば以前に撮った写真をご覧ください。

クリーニング屋さんから持ち返った洗濯物のホルムアルデヒドは、ナント0.848mg/㎥でした。

これって軽度の汚染に該当します。

新品のカーテンや家具の中にも、ホルムアルデヒドを放散するモノがあります。

建物の濃度だけ測っても、安心という訳じゃないんですよね・・・。

以前、某インテリアショップの家具売り場の空気を測ってみた事がありました。

その売り場に行くと目がショボショボしたり頭が重く感じたりしていたんですが、その理由がわかりましたよ。

中度の汚染に該当していたんです。

こんな家具を持ち込めば、部屋のホルムアルデヒド濃度は上がります。

もしかしたら、軽度汚染以上になるかもしれません。

でも、そんな時には原因と思われるモノを撤去すればいいんです。

置いてある物なら可能でしょ

でも建物自体がNGだったら、大袈裟な対策が必要になります。

ご入居前に確認しておけば、間に合うと思うんです。

だから弊社では、このタイミングで建物の可・不可を確認します。

でも、ご安心ください。

20年以上、全ての新築建物でこの測定を実施していますが、NGになった事はないんです。

自然素材を多用し、接着剤や合成塗料の使用を控えているのは、この為でもあるんです。

換気システムが機能しているというのも、その理由のひとつです。

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