昨日『FPの家 O邸』にて、構造現場見学会が開催されました。

昨日『FPの家 O邸』にて、構造現場見学会が開催されました。

今年初めての見学会です。

構造見学会って、柱や梁を見せてくれる見学会なのかな

なんて思っている人もいると思います。

もちろん構造躯体や金物を、ご自分の目で確認する事は可能です。

耐震等級3の建物の堅牢さを体験してもらう機会って、それほど多くはないでしょ

見学会の様子を挙げてみました。

弊社の構造見学会では、構造躯体の他に断熱・気密施工の実際を確認する事が出来ます。

最近はUA値の表示が普通に行われるようになり、建物の断熱性が比べられるようになりました。

でもUA値って、あくまでも設計値であり性能を保証してくれる訳ではないんです。

設計通りの性能の断熱材を設計通りの厚さで充填しても、施工方法が不完全であれば性能は担保されません。

 住宅の次世代省エネルギー基準と指針より転載

グラスウールの施工状態による熱貫流率の違いを挙げてみました。

一番上が良い施工状態を示しています。

厚さ100mmの断熱材であれば、熱貫流率は0.366W/(㎡・K)になります。

2番目がグラスウールの寸法が著しく大きく、押し込み過ぎた状態。

熱貫流率は0.438W/(㎡・K)、これって厚さ84mmの断熱材に相当します。

3番目がグラスウールの寸法が大きく、両端を押し込み過ぎた状態。

熱貫流率は0.798W/(㎡・K)、厚さ46mmの断熱材に相当します。

4番目がグラスウールの寸法が小さく、柱との間に隙間が出来た状態。

熱貫流率は0.569W/(㎡・K)、厚さ67mmの断熱材に相当します。

施工により、こんなに性能が違う訳です。

もちろんUA値は0.366W/(㎡・K)で計算している筈ですから、実際の性能とは違ってきます。

断熱性能って、施工の良し悪しで大きく変わる訳です。

だからこそ、現場の施工状況を確認する必要があります。

気密施工も同様です。

UA値と違い、気密性能は気密測定をしなければわかりません。

だからこそ、イザ気密測定をしてみたら、想定よりも悪かったなんて事が無いように事前に施工状態を確認した方が良いと思います。

施工中の現場を見る機会なんて、そうそうあるものではありません。

意中の工務店の現場が見られるようであれば、こうした点も、よく確認してみましょう

どこを見たら良いかわからない

という方は、一度弊社の見学会にご参加ください。

現場を見ながら、ポイントを説明させて戴きます。

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