せっかくのレトロガラスを捨ててしまうのは勿体ないでしょ?

今日は水曜日。

アセットフォーはお休みです。

以下、新建ハウジングデジタルの記事を抜粋しました。

DIGITAL

マテックス(東京都豊島区)は、1960~80年代にかけて製造された柄付きの単板ガラス「昭和型板ガラス(レトロガラス)」を「cycleglas(サイクルグラス)」の名でリユースし、木製室内窓マドリノとして販売する活動に取り組んでいる。

ガラス産業が抱える課題を踏まえながらハードルの高いリユース活動を通じ、豊かな空間づくりと環境問題への取り組みを両立することを目指す。

マテックスは弊社の取引先です。

こうした活動を行っている事も以前から知っていたので、弊社もちょっとだけ協力していました。

微々たるものなんですが・・・。

今回の解体建物の室内写真を挙げてみました。

決して大きな建物ではありません。

でも昭和型板ガラス(レトロガラス)がたくさん使用されています。

例えば、こんな柄のガラスです。

なんか不思議な柄ですよね。

葉っぱの柄のガラスもあります。

小枝

種類は、この3つ。

意外と枚数が多いんです。

これはチャンスじゃない

さっそく担当者に連絡を入れ、レトロガラスのレスキューを依頼しました。

いつもは私がガラスを外して持ち帰ります。

弊社事務所に保管しておいて、後日マテックス担当者に引き取りに来てもらっていました。

でも今回は、現場にて回収&運搬&保管をしてくれます。

こちらの手間が省けるし、せっかくのレトロガラスが割れてしまうのは勿体ないでしょ

ガラスの主な原料は、珪砂(けいしゃ)、石灰石、ソーダ灰の3つで、採掘地が限定されている。

地形を変えるほどにガラスの原料を掘り起こして消費するスキームは、環境の面では好ましくない。

また、砂を溶かして固める工程を経てつくられるが、砂を溶かすには1600℃以上の高熱が必要で、製造時のCO2排出量も多い。

ガラス産業の将来と社会の価値観を重ね合わせて考えた結果、市中に現存する昭和型板ガラスを丁寧に集め、リユースして流通させていく方向性を定めた。

マテックスの松本社長の談です。

ガラスは適切に扱えば、100%再資源化できるそうです。

例えばガラスビンは洗うことでそのまま再利用が可能です。

割れてしまったガラスでも、溶かして再形成すれば新たなガラス製品として生まれ変わることができます。

資源回収で集められガラスは、細かく砕かれて「カレット」と呼ばれるガラス製品の原料となります。

でも、ここから生まれるリサイクルガラスの多くはガラス瓶なんだそうです。

ちょっと残念ですよね・・・。

捨てるよりはマシだと思いますが、資源回収も再形成もそれなりにエネルギーと手間を要します。

その結果がガラス瓶なんて・・・。

どうせならレトロガラスとして、インテリアに活用してもらいたいと思います。

最近は作家とコラボして、照明のシェードなんかにも利用されているそうです。

面白い展開ですよね

どんどん拡がればいいなぁー。

今後も引き続き、こうした活動に積極的に参加したいと思います。

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