事務所に来て貰えれば、写真のような体感キットを用意しています。

埼玉県で工事中の『FPの家 O邸』の現場写真をご覧ください。

1階キッチンから見上げた様子を撮ってみました。

天井野縁と電気配線に交じって、灰色の配管が見えるでしょ

コレ、2階キッチンの排水管です。

灰色だから塩ビ管と見間違うかも知れません。

でも少し違うんです。

実は塩ビ管の外側に、ある複合材を被覆しています。

皆さんはご存じでしょうか

気密性の高い家に多いクレームのひとつに『階上音』があります。

2階の音が気になる人が多いんです。

今まで住んでいた家では、外から音が聴こえていました。

その為、室内で発生する音があまり気にならなかったんです。

でも外の音が聴こえなくなると、こうした音が気になってきます。

足音とか家具を引き摺った音とか、排水音なんかがコレに当たります。

前者の対策は、以前の拙ブログに書かせてもらいました。

そこで今回は、排水音対策について書こうと思います。

こんな事がないようにする為の対策です。

実に簡単に出来る対策です。

なにしろ『音ナイン』という配管を、従来の塩ビ管に変えればいいんですから。

音ナインは、塩ビ管の外側に吸音材と遮音材を被せ、フィルムで覆った製品です。

直管だけではなく、曲がり部分等の役物も揃っているので簡単に施工する事が出来ます。

上表を見ると、その効果がはっきりわかると思います。

従来の塩ビ管の音が48dB、これに対して音ナイン配管の音は33dBです。

これって、深夜の郊外並みの静けさ。

気にならない程度の排水音という訳。

ちなみに40dBだと昼間の閑静な住宅地並み、50dBだと事務所並みの静けさとなります。

イマイチ、わかりにくいかな・・・。

事務所に来て貰えれば、写真のような体感キットを用意しています。

左が音ナイン、右が従来の塩ビ管。

どちらも中に砂が入っています。

これを手に取って振って貰えば、すぐに違いがわかるんです。

右側を振ると「シャカシャカ」音がします。

でも左側を振っても、ほぼ音は聞こえません。

みんな、その違いに感心します・・・。

しかも実際には天井裏に吸音材を敷き詰めているので、もっと音が気にならないと思います。

弊社お勧めの階上音対策でした。

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