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昨日、板橋区若木の『FPの家 M邸』にて完成現場見学会を開催しました。
生憎の天気でしたが、狭小地に建つFPの家を体感してもらう事が出来たと思います。
陽が射すこともなく肌寒い中、1階に設置した壁付エアコンと第3種ダクト式セントラル換気システムが大活躍!
快適空間を実現していました。
1階に設置された6帖用エアコンです。
M様に御支給戴き、弊社にて取付を行いました。
これ1台で、本当に大丈夫なの?
そう思う方もいると思います。
正に論より証拠です!
多少の温度差はありましたが・・・。
43㎡の準工業地域(準防火地域・新たな防火規制区域)に建つ、延べ64㎡の3階建て専用住宅です。
2種高度地区の為、斜線対応も大変でした。
前面道路から撮った写真です。
3階から2階に掛けて葺き下ろした急勾配の屋根が特徴・・・。
これで北側斜線を躱しています。
バルコニー手摺がちゃんと見えるでしょ?
この奥に非常用侵入口に代わる窓があるんですが、バルコニーが見えないと確認申請を通さない!と言われていました。
端っこまでバルコニーにすると、手摺壁が斜線に当たるし・・・。
苦肉の策だったんです。
雨混じりの肌寒い外から木製玄関ドアを開けると、別世界が拡がります。
とにかく暖かいんです。
みんな「わぁ~暖かーい!」と声を上げてくれました。
小さい家ですから、階段下の空間も有効に使っています。
階段引出しを採用して、小物を片付けられるようにしました。
車庫スペースの上には、階間空間を利用した床下収納を4個設置。
もちろん断熱境界の内側ですから、中が冷たくなる事もありません。
他にも、色々とマニアックなところがあります。
施主支給のミラー収納と、ガラスブロックです。
レトロな照明もかわいいですよね。
色柄にも拘りがあるようで、取付け場所の指定も戴きました。
でも、こればっかりは実際に見てもらわないと伝わらないかも・・・。
「6帖用エアコン×1台で、本当に暖かいんですね。」
ご来場になった皆様の感想です。
このお宅、じつは各階ごとに床材が違うんですが、床の温かさの違いも実感戴けたようです。
やはり1・2階の広葉樹より3階の針葉樹の方が温かいんですよね。
軟らかい分、傷は気になりますが・・・。
そして、なんと言っても一番マニアックなのがコレなんです。
1階洗面脱衣室の壁に設置された分電盤です。
上下に2個あるでしょ?
じつはコレには、ちゃんとした理由があります。
上段の分電盤は、普通の分電盤です。
開閉器がたくさん並んでいるでしょ!
建物の規模の割には、ちょっと多いような気もします・・・。
でも下段の分電盤を除くと、開閉器が少ししかありません。
実はコレ、災害時用の分電盤なんです。
左側にある、このスイッチは『切替スイッチ』。
普段は、上段の分電盤しか働いていません。
でも停電時にこれを切り替えると、下段の分電盤にある回路だけ電気を利用する事が出来ます。
ちなみに太陽光発電システムは採用していません。
北向きの急勾配屋根なので発電は期待できませんから・・・。
では、電気はどこから調達するの?
疑問に思いますよね?
答えはコレです。
建物の外側に取付られた防水箱の中を撮ってみました。
開閉器とコンセントプラグの付いた電線があるでしょ?
これをキャンプ等で利用する発電機に繋げれば良いんです。
発電機の中に燃料を注いでエンジンを回せば、下段の分電盤に電気が届く仕組みになっている訳です。
エアコンや換気システム、冷蔵庫等など・・・。
最低限の暮らしを維持する電力を賄う事が出来ます。
また感震ブレーカーも内蔵しているので、地震時の漏電による火災を防ぐ事も出来ます。
なかなかマニアックな設備ですよね・・・。
みんな、感心していました。
M様のご厚意で見学会を開催させてもらいましたが、ご入居までは、まだまだ日があります。
別の機会を設けてみようかな?
ご希望があれば、個別にご案内させて戴きます。
是非、ご連絡ください。
M様、そしてご来場戴いた皆様、ありがとうございました。
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
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上記をご確認ください。