解体してみたら、母屋&棟木が75mm角だったんですよね・・・。

4月04日付のアセットフォー日記となります。

練馬・板橋の天気は晴れ。

久々の暖かい一日となりました・・・。

練馬区で工事中の『スケルトンリフォーム T邸』の現場写真をご覧ください。

2階屋根を上から撮ってみました。

既存躯体から母屋&棟木を撤去して、新規木材に換えています。

既存躯体は真っ黒ですが、新規木材は白いでしょ

解体してみたら、母屋&棟木が75mm角だったんですよね・・・。

私自身、初めて見ました。

75mm角で6.0尺飛ばすのは心配だったし、道路側の屋根形状を入り母屋から寄棟に変更するので交換する事にしました。

その際に軒の出も小さくし、道路斜線に抵触しないようにしています。

新築の場合、構造材も羽柄材も工場で予め加工されてきます。

これをプレカットと言いますが、長さや継ぎ手・仕口も加工してあるので、現場加工は基本ありません。

プラモデルのように図面を見ながら部材を選択→配置→取付(釘留め・金物締め)を行えば完了。

だから高所作業も速やかかつ安全に行う事が出来ます。

でもスケルトンリフォームの場合は、無加工の木材を現場で加工し、取付けなくてはなりません。

プレカットと比べると、何倍も手間&時間が掛かるんです。

改めてプレカットの有難みを感じました。

ちなみに『プレカット』とは木造住宅建築で使用する構造木材を、あらかじめ工場などで原材料を切削したり、接合部に加工を施したりしておくこと。

従来は大工職人が部材に墨付けを施し、ノミやカンナを用いて下小屋や現場で切削して部材を組み合わせていました。

これを専用工場で加工機械を利用して、集約的に行う事で効率および精度よく加工する事が出来ます。

しかも工期短縮やコスト低減にも繋がるんです。

プレハブ工法って聞いたことありますよね

これ、「prefabrication(プレファブリケーション)」を略しています。

あらかじめ部材を工場で生産し、それを現場で組み立てる工法の事です。

プレカットのプレもプレファブリケーションからきています。

あらかじめ部材を工場でカットし、それを現場で組み立てる工法の事なんです。

私自身、プレカット工法が広まる初期の頃にプレカットに携わっていました。

あの頃は、プレカットにするか手加工(手刻み)にするかを選択していたんです。

当時の手刻みは品質の低い場合もあったので、プレカットと言えば高品質の代名詞だったんです。

逆に今ではプレカットが当たり前となり、腕に自信のある大工さんしか手刻みを行わなくなりました。

材料を刻める広い場所も、どんどん少なくなっていると聞きます。

少し寂しく感じます。

一般的に木材には定尺があります。

例えば3.0m品とか4.0m品。

ちなみに5.0m品や6.0m品は、値段が高く一般的ではありません。

4.0mとか3.0mといった定尺材を切って加工するんですから、当然端材が出るでしょ

ある程度の長さであれば、当然利用します。

でも短材や先端が斜めになった木材は、使い道が少ないんです。

だから、これらは事務所に持ち帰って『端材コーナー』に並べます。

お金を払って産業廃棄物として処分するよりも、近隣の方々にリサイクルしてもらう方が良いでしょ

普段はあまり使わないノミと言われる大工道具も大活躍します。

やっぱり、プレカットって楽でいいですよね。

現場も散らかりません・・・。

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住所:東京都練馬区北町2-13-11  

電話:03-3550-1311 

東武東上線 東武練馬駅下車5分

ただいま、現場監督見習いを募集しています。

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